DateString プロパティ

更新 : 2007 年 11 月

システムに従った現在の日付を表す文字列型 (String) の値を取得または設定します。

Public Property DateString As String

例外

例外の種類

エラー番号

条件

InvalidCastException

5

DateString の値が、無効な形式を使用して設定されています。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、"エラー番号" の列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と比較することもできます)。ただし、可能であれば、このようなエラー制御は Visual Basic の構造化例外処理の概要 に置き換えることを検討してください。

解説

DateString は、システム日付を常に "MM-dd-yyyy" として返します。この形式では、省略形の月名が使用されます。日付の設定で受け入れられる形式は、"M-d-yyyy"、"M-d-y"、"M/d/yyyy"、および "M/d/y" です。これらの形式は、カルチャによって変化しません。つまり、[コントロール パネル] の [地域のオプション] を変更しても変わらないという意味です。

現在のシステム時刻を文字列型 (String) として取得または設定するには、TimeString プロパティ を使用します。

現在のシステム日付またはシステム時刻を、自分のロケールの書式、またはカスタムの書式で取得するには、Now プロパティFormat 関数 を定義し、定義済みの日付/時刻書式 (Format 関数) または ユーザー定義の日付/時刻書式 (Format 関数) を指定します。次にコード例を示します。

MsgBox("The formatted date is " & Format(Now, "dddd, d MMM yyyy"))

日付型 (Date) としての現在のシステム日付にアクセスするには、Today プロパティ を使用します。

96b2b77h.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

システム日付やシステム時刻を設定するには、アンマネージ コード アクセス許可が必要です。ただし、部分的に信頼されている状況でこの許可を使用すると、プログラムの実行に影響を及ぼす場合があります。詳細については、「SecurityPermission」および「コード アクセス許可」を参照してください。

使用例

次の例は、DateString プロパティを使って、現在のシステムの日付を表示します。

MsgBox("The current date is " & DateString)

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : DateAndTime

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

DateString はクラスではなくモジュールのメンバであるため、DateString にアクセスするためのオブジェクトを作成する必要はありません。

スマート デバイス開発者のためのメモ

DateString プロパティを使用してシステム日付を取得することはできますが、設定することはできません。

参照

参照

Now プロパティ

TimeString プロパティ

Today プロパティ

日付型 (Date) (Visual Basic)

DateTime