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Visual C++ 2005 の MFC 機能と ATL 機能

更新 : 2007 年 11 月

ここでは、Visual C++ 2005 の新しい MFC 機能と ATL 機能の一覧を示します。

ATL/MFC の共有クラス

互換性に影響する変更点

互換性に影響する変更点 (ATL/MFC) を参照してください。

ATL

互換性に影響する変更点

互換性に影響する変更点 (ATL) を参照してください。

新しいグローバル関数

新しいシンボル

新しいメソッド

使用を推奨されていない関数

一部の ATL 関数に _ATL_INSECURE_DEPRECATE のマークが付けられ、セキュリティに関する問題によって使用が推奨されなくなりました。これらの関数を使用した場合に生成されるコンパイラの警告を無効にするには、_ATL_SECURE_NO_WARNINGS を使用します。

使用を推奨されていないグローバル関数

次の関数は、Visual C++ .NET 2002 以降では廃止されましたが、Visual C++ の以前のバージョンで作成されたプロジェクトとの下位互換性を保持するために使用できます。

ATL Server

/nowchar_t が sproxy.exe に追加されました。

使用を推奨されていない関数

_set_security_error_handler が CRT から削除されたので、AtlsSecErrHandlerFunc は使用できなくなりました。

MFC

互換性に影響する変更点

互換性に影響する変更点 (MFC) を参照してください。

MFC の Windows フォームのサポート

MFC に Windows フォームのサポートが追加されました。MFC Windows フォームのサポート クラスを使用すると、MFC アプリケーション内の Windows フォーム コントロールを、MFC のダイアログ ボックスまたはビュー内の ActiveX コントロールとしてホストできます。さらに、Windows フォームのフォームは、MFC ダイアログ ボックスとしてもホストできます。詳細については、「MFC での Windows フォーム ユーザー コントロールの使用」を参照してください。

次のコード要素が MFC の Windows フォームのサポートに追加されました。

CWinFormsControl クラス

CWinFormsView クラス

ICommandSource インターフェイス

ICommandTarget インターフェイス

ICommandUI インターフェイス

IView インターフェイス

CommandHandler デリゲート

CommandUIHandler デリゲート

DDX_ManagedControl

UICheckState 列挙体

ms235433.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

MFC の Windows フォームの統合は、MFC に動的にリンクするプロジェクト (AFXDLL が定義されているプロジェクト) だけで動作します。

Windows XP に同梱される GDI+

Windows XP には GDI+ が含まれています。また、Windows NT 4.0 SP6、Windows 2000、Windows 98、および Windows Me 対応の再頒布可能な GDI+ も用意されています。最新の再頒布パッケージをダウンロードするには、https://www.microsoft.com/msdownload/platformsdk/sdkupdate/psdkredist.htm を参照してください。

GDI+ の詳細については、MSDN の GDI+ SDK のドキュメント (https://msdn.microsoft.com/library/default.asp?url=/library/en-us/gdicpp/GDIPlus/GDIPlus.asp) を参照してください。

新しいメソッド

次のラッパー メソッドが CDC に追加されました。

次のメソッドが CStdioFile に追加されました。

使用を推奨されていないメソッド

一部の MFC 関数に _AFX_INSECURE_DEPRECATE のマークが付けられ、セキュリティに関する問題によって使用が推奨されなくなりました。これらの関数を使用した場合に生成されるコンパイラの警告を無効にするには、_AFX_SECURE_NO_WARNINGS を使用します。

参照

概念

Visual C++ 2005 ライブラリの変更点