方法 : ソース管理移行のユーザーマッピングファイルを編集する

[アーティクル]
09/11/2008

更新 : 2007 年 11 月

分析フェーズでユーザーマッピングファイルが生成されます。詳細については、「方法 : 移行する Visual SourceSafe データベースを分析する」を参照してください。ユーザーマップファイルの内容は、移行するフォルダに対してソース管理操作を実行したすべての Visual SourceSafe ユーザーで構成されます。このファイルを使用すると、Visual SourceSafe ユーザーを Team Foundation ユーザーに対応付けることができます。ユーザーを対応付けない場合、コンバータは Team Foundation バージョン管理の Visual SourceSafe ユーザーの名前を使用します。

ユーザーマッピングファイルをカスタマイズするには

分析を実行するフォルダで、コマンドプロンプトに「notepad usermap.xml」と入力し、Enter キーを押します。

次の XML ファイルが表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<UserMappings>
<UserMap From="Admin" To=""></UserMap>
<UserMap From="guest" To=""></UserMap> 
<UserMap From="Jane" To=""></UserMap>
<UserMap From="Mike" To=""></UserMap>
</UserMappings>

次の例に示すように、対応付けを行う各 Visual SourceSafe ユーザー名に対して、有効な Windows ユーザー名または Team Foundation Server ユーザー名を "To" フィールドに追加します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<UserMappings>
<UserMap From="Admin" To="MYDOMAIN\Jennifer"></UserMap>
<UserMap From="guest" To="TestAlias1"></UserMap> 
<UserMap From="Jane" To="Jane"></UserMap>
<UserMap From="Mike" To=""></UserMap>
</UserMappings>

"Mike" が有効な Windows ユーザー名であるとき、<UserMap From="Mike" To=""></UserMap> のようなユーザー名の対応付けを指定すると、Team Foundation は "Mike" を "MYDOMAIN\Mike" に対応付けます。ここで、MYDOMAIN は既定のドメインです。"Mike" という有効な Windows ユーザーへの対応付けを指定しない場合でも、"Mike" は Team Foundation によって "MYDOMAIN\Mike" に対応付けられます。しかし、"Mike" が有効なユーザーでない場合、Team Foundation は "Mike" を "Mike" に対応付け、その結果、"Mike" は Team Foundation でも有効なユーザーとは見なされません。

ヒント :
Visual SourceSafe の "guest" アカウントを Windows ユーザーアカウントに割り当てるか、可能な場合には Team Foundation ユーザーに割り当てて、ゲストユーザーのために実行されたバージョン管理操作のレコードが失われるのを防止します。