FileClose 関数

[アーティクル]
09/30/2008

更新 : 2007 年 11 月

FileOpen 関数で開いたファイルへの入出力を終了して、ファイルを閉じます。

My を使用すると、ファイルの I/O 操作の生産性とパフォーマンスが向上します。詳細については、「My.Computer.FileSystem オブジェクト」を参照してください。

Public Sub FileClose(ParamArray FileNumbers() As Integer)

パラメータ

FileNumbers
省略可能です。閉じる対象となる、0 以上のチャネルで構成されるパラメータ配列。

例外

例外の種類	エラー番号	条件
IOException	52	FileNumber が存在しません。

非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要で置き換えてください。

解説

FileClose 関数は、下位互換性のために用意されており、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。非レガシアプリケーションに対しては、My.Computer.FileSystem オブジェクトはより優れたパフォーマンスを発揮します。詳細については、「Visual Basic におけるファイルアクセス」を参照してください。

引数 FileNumbers を省略すると、FileOpen 関数で開いたすべてのファイルが閉じられます。

Output モードまたは Append モードで開いたファイルを閉じると、出力バッファに残っているデータは、そのファイルに対するオペレーティングシステムバッファに書き込まれます。閉じたファイルが使用していたバッファ領域はすべて解放されます。

FileClose 関数でファイルを閉じると、そのファイルに割り当てられていたファイル番号は解放されます。

使用例

FileClose 関数を使って、Input モードで開いている 3 つのファイルをすべて閉じる例を次に示します。

Dim TextLine As String
FileOpen(1, "TESTFILE", OpenMode.Input)   ' Open file.
Do While Not EOF(1)   ' Loop until end of file.
   TextLine = LineInput(1)   ' Read line into variable.
   MsgBox(TextLine)   ' Display the line
Loop
FileClose(1)   ' Close file.