ダイアログ ボックス
データセット内の 2 つのデータ テーブルの親レコードと子レコードについての情報を保持するリレーションシップ (DataRelation オブジェクト) を作成できます。 コードの中でリレーションシップ オブジェクトを使用すると、実行時に、特定の親レコードに対する子レコードを取得できます。
リレーションシップを作成すると、外部キー制約も作成されて、子テーブルに追加されます。 外部キー制約を使うと、親テーブルと子テーブルの間に参照整合性を実装できます。
このダイアログ ボックスは、ツールボックスの [データセット] タブから Relation オブジェクトをドラッグした場合、または、データセット内のリレーションシップの線を選択し、[データ] メニューの [リレーションシップの編集] をクリックした場合に表示されます。 データセットで複数のテーブルが定義されている場合にだけ、リレーションシップを作成できます。
ユーザー インターフェイス要素の一覧
[名前]
リレーションシップに名前を付けることができます。 たとえば、Customers テーブルと Orders テーブルを関連付ける場合には、CustomersOrders などの名前をリレーションシップに付けることができます。[親テーブル]
データセットで使用できるテーブルの一覧から、親テーブルとして機能するテーブルを指定します。[子テーブル]
データセットで使用できるテーブルの一覧から、子テーブルとして機能するテーブルを指定します。[キー列]
親テーブルの主キーを構成する列を 1 つ以上指定します。 親テーブルにキーを構成する列が複数ある場合は、グリッドの独立した行でキーの各部分を選択します。[外部キー列]
親テーブルを指す外部キーを形成する子テーブル内の列を指定します。 親テーブルにある主キー列が 1 つだけの場合は、それに対応する子テーブル内の列を選択します。 親テーブルに主キーを構成する列が複数ある場合は、親テーブルのキーの各部分を構成する子の列をすべて選択します。[リレーションシップと外部キー制約の両方]
リレーションと外部キーの制約の両方を作成します (詳細については、次を参照)。[外部キー制約のみ]
ForeignKeyConstraint は、列内の値を削除または更新したときに実行される処理を制限します。[リレーションシップのみ]
DataColumn オブジェクトを介して、DataRelation により 2 つの DataTable オブジェクトが関連付けられます。[UpdateRule の設定]
参照整合性を維持するために親レコードが更新されたときの子レコードの変更方法を指定します。 選択できるオプションの詳細については、Rule 列挙型の説明を参照してください。[DeleteRule の設定]
参照整合性を維持するために親レコードが削除されたときの子レコードの変更方法を指定します。 選択できるオプションの詳細については、Rule 列挙型の説明を参照してください。[AcceptRejectRule の設定]
参照整合性を維持するために親レコードに対する変更が承認または拒否されたときの子レコードの変更方法を指定します。 選択できるオプションの詳細については、Rule 列挙型の説明を参照してください。[入れ子になったリレーションシップ]
Nested プロパティを切り替え、このリレーションシップが XML としてどのように表示されるかを制御します。 詳細については、「DataRelation の入れ子化 (ADO.NET)」を参照してください。
参照
処理手順
方法 : 関連する DataTable のレコードにアクセスする
方法 : データセット デザイナーで DataRelation を作成する
参照
概念
Visual Studio でのデータへの Windows フォーム コントロールのバインド
Visual Studio でのデータへのコントロールのバインド