方法 : データセット デザイナーで DataRelation を作成する

データ テーブル間のリレーションシップは、DataRelation オブジェクトを使用して、顧客と注文のような関連するレコードを互いに関連付けます。 Visual Studio でデータ設計ツールを使用してデータ テーブルを作成するときに、データ ソースから情報を集められる場合、リレーションシップが自動的に作成されます。 ツールボックス[データセット] タブで手動でデータ テーブルを追加する場合、このヘルプ トピックで説明するとおり、手動でリレーションシップを作成する必要が生じることがあります。 DataRelation オブジェクトをプログラムによって作成する方法については、「DataRelation の追加 (ADO.NET)」を参照してください。

注意

実際に画面に表示されるダイアログ ボックスとメニュー コマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

2 つの DataTable 間にリレーションシップを作成するには

  1. データセット デザイナーでデータセットを開きます。 詳細については、「方法 : データセット デザイナーでデータセットを開く」を参照してください。

  2. [Relation] オブジェクトを、DataSet ツールボックスからリレーションシップの子データ テーブルにドラッグします。

    [リレーションシップ] ダイアログ ボックスが開き、[Relation] をドラッグした先のテーブルが [子テーブル] ボックスに表示されます。

  3. [親テーブル] ボックスで親テーブルを選択します。 親テーブルには、一対多リレーションシップの "一" の側にあるレコードが格納されます。

  4. [子テーブル] ボックスに正しい子テーブルが表示されていることを確認します。 子テーブルには、一対多リレーションシップの "多" の側にあるレコードが格納されます。

  5. [名前] ボックスにリレーションシップの名前を入力するか、選択したテーブルに基づく既定の名前をそのまま使用します。 この名前は、コード内の実際の DataRelation オブジェクトの名前です。

  6. [キー列] リストと [外部キー列] リスト内のテーブルを結合する列を選択します。

  7. リレーション、制約、その両方のいずれを作成するかを選択します。 詳細については、「DataRelation オブジェクトの概要」を参照してください。

  8. [入れ子になったリレーションシップ] チェック ボックスをオンまたはオフにします。 このオプションをオンにすると、Nested プロパティが true に設定され、XML データとして記述するとき、または XmlDataDocument と同期させるときに、リレーションの子行が親列内で入れ子にされます。 詳細については、「DataRelation の入れ子化 (ADO.NET)」を参照してください。

  9. これらのテーブルでレコードを変更する場合に適用する規則を設定します。 詳細については、「Rule」を参照してください。

  10. [OK] をクリックして、リレーションシップを作成します。デザイナーで 2 つのテーブル間にリレーションを表す線が表示されます。 デザイン サーフェイスでリレーション名の表示を切り替えるには、[データ] メニューの [リレーションシップ ラベルの表示] をオンまたはオフにします。

参照

処理手順

方法 : 関連する DataTable のレコードにアクセスする

チュートリアル : データ テーブル間のリレーションシップの作成

参照

GetChildRows

GetParentRows

概念

DataRelation オブジェクトの概要

Visual Studio でのデータセットの操作

データセット デザイナー

その他の技術情報

アプリケーションでデータを受け取る準備

アプリケーションでのデータ編集