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ツリー コントロールのスタイル

ツリー コントロール (CTreeCtrl) のスタイルを使用して、ツリー コントロールの外観の要素を管理できます。 ツリー コントロールの作成時に初期スタイルを設定します。 GetWindowLong 関数および SetWindowLong 関数のパラメーター nIndex に GWL_STYLE を指定することにより、ツリー コントロールの作成後にスタイルを取得、変更できます。 スタイルの一覧については、Windows SDK の「Tree-View Control Window Styles」を参照してください。

TVS_HASLINES スタイルは、子項目とその親項目をつなぐ線を描画し、ツリー コントロールの階層構造をよりグラフィカルに表現します。 このスタイルは、階層構造のルート項目は線でつなぎません。 ルート項目を線でつなぐには、TVS_HASLINES スタイルと TVS_LINESATROOT スタイルを組み合わせる必要があります。

親項目をダブルクリックすることで、ユーザーは、その親項目が持つ子項目の一覧を展開したり、縮小したりできます。 TVS_SINGLEEXPAND スタイルが設定されているツリー コントロールでは、項目が選択されると展開され、項目が選択解除されると縮小されます。 閉じている項目をマウスでクリックすると、その項目は展開されます。 開いている項目をクリックすると、その項目は縮小されます。

TVS_HASBUTTONS スタイルが設定されているツリー コントロールでは、各親項目の左側にボタンが追加されます。 ユーザーは、親項目をダブルクリックする代わりに、ボタンをクリックして子項目を展開したり、縮小したりできます。 TVS_HASBUTTONS は、階層構造のルート項目にはボタンを追加しません。 ルート項目にボタンを追加するには、TVS_HASLINES スタイル、TVS_LINESATROOT スタイル、および TVS_HASBUTTONS スタイルを組み合わせる必要があります。

TVS_EDITLABELS スタイルは、ユーザーによるツリー コントロール項目のラベル編集を可能にします。 ラベル編集の詳細については、「ツリー コントロールのラベルの編集」を参照してください。

TVS_NOTOOLTIPS スタイルは、ツリー ビュー コントロールの自動ツール ヒント機能を無効にします。 自動ツール ヒント機能とは、項目のタイトル全体が表示されていない場合にその項目にマウス ポインターを置くと、自動的にそのタイトルを示すツール ヒントが表示される機能です。

参照

参照

CTreeCtrl の使い方

概念

コントロール (MFC)