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方法: 仮想環境を使用して自動テストを実行する

Microsoft テスト マネージャー では、Lab Management を使用して作成した仮想環境を使用することで、自動テストを実行できます。 自動テストはテスト ケースに関連付ける必要があります。 これにより、テスト計画の一部であるテスト スイートにテスト ケースを追加できます。 これらのテストは、tcm.exe を使用してコマンド ラインから実行することもできます。 その後、テスト結果をテスト計画の結果の一部として表示できます。

仮想環境を使用した自動テストの実行は、物理環境での Microsoft テスト マネージャー を使用した自動テストの実行と同じプロセスです。 次の手順では、自動テストを実行できるようにする仮想環境の前提条件について説明します。 テストを実行した後、仮想環境に接続できます。

メモ   仮想環境を使用してロード テストまたはストレス テストを実行することはお勧めしません。

前提条件

環境を使用して自動テストを実行する前に、次の手順を実行する必要があります。

手順

仮想環境を使用して自動テストを実行するには

  1. 仮想環境を作成し、ロールごとに必要な仮想マシンまたはテンプレートを追加します。 詳細については、「仮想環境の概念およびガイドライン」および「方法: 仮想マシンまたはテンプレートから環境を作成する」を参照してください。

    注意

    仮想環境でテスト機能を有効にする必要があります。 この機能に使用するテスト コントローラーを選択する必要があります。

  2. 仮想環境を開始するには、[環境] ビューから環境を選択し、[開始] をクリックします。

    注意

    使用する環境がライブラリに格納されている場合、環境を開始する前に、格納されたイメージから仮想マシンを作成するように環境を配置する必要があります。

  3. 環境内のコンピューターが起動されており、テスト機能が有効になっていることを確認します。 [環境] ビューで、テスト機能の状態が環境の詳細の [テスト] の横に表示されます。

    注意

    デスクトップと対話するテストを実行している場合、環境でテストを実行するロールとして使用される仮想マシンにログオンし、テスト エージェントの対話形式のプロセスを開始する必要があります。 コンピューターにログオンするまで、テスト機能は有効になりません。

  4. (推奨) テストを実行するときに他のユーザーが現在の環境に誤って接続するのを防ぐには、ツール バーの [使用中としてマーク] の横にあるドロップダウン矢印をクリックします。 環境を使用しているユーザーに関するコメントを追加し、[使用中としてマーク] をクリックします。

    別のユーザーが、現在使用されている環境に接続しようとすると、[環境への接続] ダイアログ ボックスに、入力したコメントと共に警告が表示されます。

    注意

    Microsoft 環境ビューアーから環境を [使用中] とマークすることもできます。

  5. 環境内の仮想マシンにアプリケーションをインストールします。 ワークフロー機能を使用すると、ビルド定義を使用してこれを自動的に実行できます。 リソースを追加する方法の詳細については、「方法: アプリケーションを仮想環境に配置する」を参照してください。 アプリケーションを手動でインストールすることもできます。

    注意

    アプリケーションがインストールされたこのクリーンな状態に簡単に戻れるように、アプリケーションのインストール後に各仮想マシンのスナップショットを取得することをお勧めします。

  6. 自動テストを実行するには、「方法: Microsoft テスト マネージャーを使用してテスト計画から自動テストを実行する」の手順に従って、次のタスクを実行します。

    1. テスト アセンブリの検索に使用するために、テスト計画にビルドを割り当てます。

    2. 仮想環境のロールのセットを含むテストの設定を作成し、このテストの設定と環境をテスト計画に割り当てます。

    3. 自動テストを実行します。

    4. 結果を表示します。

    注意

    デスクトップと対話するテストを実行している場合、テストを実行するロールの仮想マシンの [環境] ビューに接続すると、実行中のテストを表示できます。 管理者の場合、実行中のテストを仮想マシンのサムネイル ビューに表示することもできます。

  7. テスト結果を調べるには、環境内の仮想マシンの 1 つに接続します。 そのためには、[環境] ビューのコンピューターを右クリックし、[接続] をポイントします。

    Microsoft 環境ビューアーが表示されます。

    仮想環境に接続する方法の詳細については、「方法: 仮想環境に接続する」を参照してください。

    ネットワークの分離を有効にした環境を使用している場合は、「How to: Connect to Virtual Machines in an Environment that Uses Network Isolation」を参照してください。

参照

概念

自動テストの実行

その他の技術情報

仮想環境を使用したテスト

アプリケーションのライフサイクルでの仮想ラボの使用