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ロード テストの実行設定のプロパティ

次の表では、ロード テストの実行設定用のさまざまなプロパティについて説明します。 これらのプロパティを変更して、特定のロード テスト要件を満たすことができます。

詳細については、「方法: ロード テスト エディターを使用してロード テストの実行設定のプロパティを変更する」、「ロード テスト アナライザーの概要」、および「ロード テストの実行設定の構成」を参照してください。

[全般]

プロパティ

定義

[説明]

実行設定の説明。

[種類ごとのエラーの最大数]

ロード テストで保存する種類あたりの最大エラー数。

この値は必要に応じて大きくすることができます。ただし、その場合、ロード テスト結果のサイズと処理時間も増加します。

[報告される要求 URL の最大数]

このロード テストの結果を報告する一意の Web パフォーマンス テスト要求 URL の最大数。

この値は必要に応じて大きくすることができます。ただし、その場合、ロード テスト結果のサイズと処理時間も増加します。

[しきい値違反の最大数]

このロード テストで保存するしきい値違反の最大数。

この値は必要に応じて大きくすることができます。ただし、その場合、ロード テスト結果のサイズと処理時間も増加します。

[アプリケーション ドメインで単体テストを実行する]

ロード テストに単体テストが含まれる場合に、各単体テスト アセンブリをそれぞれ別のアプリケーション ドメインで実行するかどうかを決定するブール値。 既定の設定は True です。

単体テストを正しく実行するために各テストに個別のアプリケーション ドメインまたは app.config ファイルが必要ではない場合は、このプロパティの値を False に設定することで、実行速度を向上できる場合があります。

名前

ロード テスト エディター[実行設定] ノードに表示される実行設定の名前。

[検証レベル]

ロード テストで実行される検証規則の最高レベルを定義します。 検証規則は、Web パフォーマンス テスト要求に関連付けられます。 それぞれの検証規則には、、またはの検証レベルが関連付けられています。 このロード テストの実行設定では、ロード テストで Web パフォーマンス テストが実行される場合に実行する検証規則を指定します。 たとえば、この実行設定がに設定された場合は、中または低とマークされたすべての検証規則が実行されます。

[ログ]

プロパティ

定義

[テスト ログの最大数]

ロード テストで保存するテスト ログの最大数を指定します。 テスト ログの最大数として入力した値に達すると、ロード テストでのログの収集が停止されます。 したがって、ログはテストの開始時には収集されますが、終了時には収集されません。 ロード テストは完了するまで継続されます。

[完了したテストのログ頻度を保存]

テスト ログが書き込まれる頻度を指定します。 この数値は、入力したテストの数のうち 1 回がテスト ログに保存されることを示します。 たとえば、値 10 を入力すると、10 番目、20 番目、30 番目などのテストがテスト ログに書き込まれます。 値を 0 に設定した場合、テスト ログは保存されません。

詳細については、「方法: ロード テスト エディターを使用してテスト ログの保存頻度を指定する」を参照してください。

[テストの失敗時にログを保存]

ロード テストでテストが失敗した場合に、テスト ログを保存するかどうかを決定するブール値。 既定値は、True です。

詳細については、「方法: ロード テスト エディターを使用してテスト ログにテストの失敗を記録するかどうかを指定する」を参照してください。

詳細については、「ロード テストのログ設定の変更」を参照してください。

[結果]

プロパティ

定義

[ストレージの種類]

ロード テストで取得したパフォーマンス カウンターを格納する方法。 次のようなオプションがあります。

  • [データベース] - ロード テストの結果ストアを持つ SQL データベースが必要です。

  • None

[タイミングの詳細ストレージ]

ロード テストの結果ストアに格納される詳細を決定するために使用されます。 選択できる値は 3 つあります。

  • [AllIndividualDetails] - ロード テストで実行または発行された各テスト、トランザクション、およびページについて、個々のタイミング値を収集し、ロード テストの結果ストアに格納します。 これは、既定の設定です。 ロード テスト アナライザーで仮想ユーザー アクティビティ チャートを使用する場合は、必須です。

    詳細については、「ロード テスト アナライザーの詳細ビューでのロード テストの仮想ユーザー アクティビティの分析」を参照してください。

  • [None] - 個々のタイミング値は収集しません。 これが既定値です。

  • [StatisticsOnly] - ロード テストで実行または発行された各テスト、トランザクション、およびページについて、個々のタイミング値を格納する代わりに、統計情報のみを収集してロード テストの結果ストアに格納します。

詳細については、「方法: ロード テストの実行設定の [タイミングの詳細ストレージ] プロパティを指定する」を参照してください。

[SQL トレース]

プロパティ

定義

[トレースされる SQL 操作の最小継続時間]

SQL トレースでキャプチャされる SQL 操作の最小継続時間。単位はミリ秒です。 たとえば、負荷によって処理速度が遅い SQL 操作を探す場合にこの機能を使用すると、短時間で完了する操作を無視できます。

[SQL トレースの接続文字列]

トレース対象のデータベースにアクセスするために使用される接続文字列。

[SQL トレース ディレクトリ]

トレースの終了後に SQL トレース ファイルが配置される場所。 このディレクトリには、SQL Server に対する書き込みアクセス許可と、コントローラーに対する読み取りアクセス許可が必要です。

[有効な SQL トレース]

SQL 操作のトレースを有効にします。 既定値は False です。

詳細については、「方法: ロード テスト エディターを使用して SQL トレース データを統合する」を参照してください。

[テスト イテレーション]

プロパティ

定義

[テスト イテレーション]

ロード テストが完了する前に実行するテストの総数を指定します。 このプロパティは、[テスト イテレーションの使用] プロパティが True に設定されている場合のみ適用されます。

[テスト イテレーションの使用]

[テスト イテレーションの使用] が True の場合は、ロード テスト内で完了したテストの数が "テスト イテレーション" プロパティで指定された数に達するまでロード テストが実行されます。 この場合、時間ベースの設定である [ウォームアップ継続時間]、[実行継続時間]、および [クールダウン継続時間] は無視されます。 [テスト イテレーションの使用] が False である場合、すべてのタイミング設定が適用され、[テスト イテレーション] は無視されます。

詳細については、「方法: テスト イテレーションの数をテストの実行設定に指定する」を参照してください。

[タイミング]

プロパティ

定義

[クールダウン継続時間]

テストのクールダウンの継続時間です。値を hh:mm:ss 形式で入力します。 ロード テスト内の個別のテストがロード テストの完了後も実行を続ける場合があります。 そうしたテストは、完了するかクールダウン継続時間が終了するまで動作し続けます。 既定では、クールダウン継続時間は設定されず、実行継続時間の設定に基づいてロード テストが完了すると同時に、ロード テスト内の個々のテストも終了します。

[実行継続時間]

テストの長さ。形式は hh:mm:ss です。

[サンプル速度]

パフォーマンス カウンター値を取り込む間隔。形式は hh:mm:ss です。

詳細については、「方法: ロード テストの実行設定のサンプル速度を指定する」を参照してください。

[ウォームアップ継続時間]

テストを開始してから、データ サンプルの記録が開始されるまでの時間。形式は hh:mm:ss です。 これは、サンプル値を記録する前に、仮想ユーザーに対するロードを一定のレベルまで段階的に引き上げるためによく使用されます。 ウォームアップ期間が終了するまでにキャプチャされたサンプル値は、ロード テスト アナライザーに表示されます。

[WebTest 接続]

プロパティ

定義

[WebTest 接続モデル]

ロード テストで実行する Web パフォーマンス テストに関して、Load Test Agent から Web サーバーへの接続の使用法を制御します。 Web パフォーマンス テスト接続モデルには、3 つのオプションがあります。

  • "ユーザーあたりの接続" モデルは、実際のブラウザーを使用しているユーザーの動作をシミュレートします。 Internet Explorer 6 または Internet Explorer 7 がシミュレートされる場合、Web パフォーマンス テストを実行している各仮想ユーザーは、Web サーバーへの専用接続を 1 つまたは 2 つ使用します。 1 番目の接続は、Web パフォーマンス テストで最初の要求が発行されたときに確立されます。 2 番目の接続は、ページに複数の依存要求が含まれている場合に使用されます。 これらの要求は、2 つの接続を使用して並行に発行されます。 これらの接続は、Web パフォーマンス テスト内の後続の要求で再利用されます。 Web パフォーマンス テストが完了すると、接続は閉じられます。 このモデルの短所は、エージェント コンピューターで開いたままの接続数が多くなること (最高でユーザー ロードの 2 倍) と、この大量の接続をサポートするリソースが必要とされるために、単一の Load Test Agent から生成できるユーザー ロードが制限される可能性があることです。 Internet Explorer 8 がシミュレートされる場合、6 つの同時接続がサポートされます。

  • "接続プール" モデルは、複数の仮想 Web パフォーマンス テスト ユーザー間で Web サーバーへの接続を共有することによって、Load Test Agent のリソースを節約します。 ユーザー ロードが接続プール サイズを超える場合は、複数の仮想ユーザーによって実行される Web パフォーマンス テストの間で接続が共有されます。 つまり、ある Web パフォーマンス テストが接続を使用しているとき、別の Web パフォーマンス テストは要求を発行する前に待機する必要が生じる可能性があります。 要求を送信する前に Web パフォーマンス テストが待機する平均時間は、ロード テストのパフォーマンス カウンターの Avg. Connection Wait Time によって追跡されます。 この値は、ページの平均応答時間を下回る必要があります。 そうでない場合は、接続プール サイズが小さすぎると考えられます。

  • "テスト イテレーションあたりの接続" モデルでは、それぞれのテスト イテレーションで専用の接続を使用するように指定します。

[WebTest 接続プール サイズ]

ロード テスト エージェントと Web サーバーの間に確立される接続の最大数を指定します。 これは、"接続プール" モデルにのみ適用されます。

参照

その他の技術情報

ロード テストの実行設定の構成

ロード テストの作成と編集

ロード テストの実行