例外クラス

クラス ライブラリには、CException クラスを基にした例外処理機構が用意されています。 アプリケーション フレームワークはそのコードに例外を使用しています。独自のコードにも使用できます。 詳細については、「例外処理 (MFC)」を参照してください。 CException から独自の例外の種類を派生させることもできます。

MFC は、サポートするすべての例外に対する例外クラスはもちろん、独自の例外を派生させることのできる例外クラスを提供します。

  • CException
    例外の基本クラス。

  • CArchiveException
    アーカイブの例外。

  • CDaoException
    DAO データベース操作の失敗による例外。

  • CDBException
    ODBC データベース処理の失敗による例外。

  • CFileException
    ファイル指向の例外。

  • CMemoryException
    メモリ不足の例外。

  • CNotSupportedException
    サポートされていない機能の使用による例外。

  • COleException
    OLE 処理の失敗による例外。 このクラスは、サーバー、クライアントのどちらにも使われます。

  • COleDispatchException
    オートメーション中のエラーによる例外。 オートメーション例外はオートメーション サーバーによりスローされ、オートメーション クライアントによりキャッチされます。

  • CResourceException
    Windows リソースの読み込みの失敗による例外。

  • CUserException
    ユーザーが起動した操作を停止するために使われる例外。 一般的に、ユーザーには、この例外がスローされる前にその問題が通知されています。

参照

概念

クラス ライブラリの概要