Microsoft Excel での Visual Studio ALM のレポートの作成

Microsoft Excel を使用して、Team Foundation 用データ ウェアハウスのデータに基づくレポートを作成できます。 レポートを作成するには、Microsoft Excel ブックでピボットテーブル レポートを作成し、そのレポートを SQL Server のデータ ウェアハウスに接続します。 ピボットテーブル レポートを作成するときは、データ ソースのどのフィールドを取り込むか、テーブルの編成方法、およびテーブルで実行する計算の種類を指定できます。 詳細については、Microsoft Web サイトの「ピボットテーブル レポートを作成する」を参照してください。

ピボットテーブル レポートを作成した後で、レポートを再配列して、別の視点からデータを表示できます。 このようにテーブルのディメンションを回転できる (たとえば、列見出しを行位置に置き換える) 機能があるため、ピボットテーブル レポートという名前が付けられ、その特殊な分析能力が実現されています。 ピボットテーブル レポートの列と行の操作方法の詳細については、Microsoft Web サイトの「Analyze data with PivotTable reports (ピボットテーブル レポートでデータを分析する)」を参照してください。

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、SQL Server Analysis Services の TfsWarehouseDataReaders セキュリティ ロールのメンバーである必要があります。 詳細については、「Visual Studio ALM 用データ ウェアハウスのデータベースへのアクセスの許可」を参照してください。

Microsoft Excel 2007 でレポートを作成するには

  1. ピボットテーブル レポートを作成するブックを開き、[データ] タブをクリックします。

  2. [外部データの取り込み] グループで、[その他のデータ ソース] をクリックし、次に [Analysis Services] をクリックします。

    データ接続ウィザードの [サーバーに接続] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [サーバー名] ボックスに、Analysis Services を実行しているサーバーとデータベース インスタンスの名前 (Server/Instance) を入力し、[次へ] をクリックします。

  4. データ接続ウィザードの [データベースとテーブルの選択] ダイアログ ボックスで、[Tfs_Analysis] データベースを選択し、[Team System] キューブを選択して、[次へ] をクリックします。

    注意

    サーバーが SQL Server Enterprise Edition を使用している場合は、さらに対象を絞ったキューブのビューを提供する、[作業項目の履歴] などのパースペクティブを選択できます。

  5. データ接続ウィザードの [データ接続ファイルを保存して終了] ダイアログ ボックスで、[完了] をクリックします。

  6. [データのインポート] で、[ピボットテーブル レポート] を選択し、[OK] をクリックします。

  7. [ピボットテーブル フィールド リスト] ペインの [次に関連するフィールドを表示] ボックスで、"現在の作業項目" などのメジャー グループを選択し、"現在の作業項目数" などのメジャーを選択します。

  8. [ピボットテーブル フィールド リスト] ペインで、Assigned To.Person などのフィールドを [行ラベル] ボックスにドラッグします。

  9. [ピボットテーブル フィールド リスト] ペインで、Work Item.State などのフィールドを [列ラベル] ボックスにドラッグします。

  10. レポートにフィルターを適用するには、[Area.Area] などのフィールドを [レポート フィルター] ボックスにドラッグし、シートに表示されるドロップダウンを使用して、適切な値を選択します。

  11. 手順 7、8、9 を繰り返し、ワークシートを完成させます。

  12. ブックを保存します。

    注意

    レポートを静的な形式で保存して現在のデータを保存する場合は、.xlsx 形式でファイルを保存します。 レポートをテンプレートとして保存して、レポートを開くたびにデータが更新されるようにするには、.xltx 形式でファイルを保存します。

レポートを発行するには

  1. チーム エクスプローラーで、[team project] ノードをクリックします。

  2. [チーム] メニューの [プロジェクト ポータルの表示] をクリックします。

  3. プロジェクト ポータルのホーム ページで、[共有ドキュメント] をクリックします。

  4. ドキュメント ライブラリ フォルダーで、[ドキュメントのアップロード] をクリックします。

  5. [名前] ボックスの [参照] をクリックして、レポートの場所を指定します。

  6. [ファイルの選択] ダイアログ ボックスで、Excel ブックの完全パスを入力するか、ファイルの場所を参照し、[開く] をクリックします。

  7. [保存して閉じる] をクリックします。

参照

概念

作業項目クエリを使用した Microsoft Excel でのレポートの作成

その他の技術情報

Team System における Analysis Services キューブで用意されているメジャー グループおよび測度

Visual Studio ALM 用 Excel レポートの作成と管理