一般的なクラス デザインの考え方

Microsoft Windows は C++ 言語が普及するずっと以前にデザインされました。 何千というアプリケーションが Windows の C 言語アプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を利用しているため、今後しばらくの間はこのインターフェイスをサポートすることになるでしょう。 その結果 C++ の Windows インターフェイスは、従来の C 言語 API の上に作ることになります。 これによって C++ のアプリケーションと C のアプリケーションの共存が保証されます。

Microsoft Foundation Class ライブラリは、次のようなデザイン上の利点を持った Windows 用のオブジェクト指向インターフェイスです。

  • Windows アプリケーションを記述するための労力を大幅に減少。

  • C 言語 API に匹敵する実行速度。

  • コード サイズのオーバーヘッドの最小化。

  • Windows のどの C 関数でも直接呼び出せる機能。

  • 既存の C アプリケーションをより簡単に C++ に変換できる機能。

  • Windows の C 言語によるプログラミング経験を活用できる機能。

  • C 言語よりも C++ 言語で、より簡単に Windows API を使える。

  • ActiveX コントロール、データベース サポート、印刷、ツール バー、ステータス バーなどの複雑な機能に対する、使いやすく強力な抽象化。

  • C++ 言語の特性が効果的に利用できる、C++ のための真の Windows API。

MFC ライブラリのデザインの詳細については、次の項目を参照してください。

参照

概念

クラス ライブラリの概要