Item プロパティ (WshNamed)

WshNamed オブジェクト内のアイテムへのアクセスを提供します。

Object.Item(key)

引数

  • Object
    WshNamed オブジェクトです。
  • key
    取得するアイテムの名前です。

解説

Item プロパティは文字列を返します。コレクションの場合、このプロパティは指定されたキーに基づいて特定のアイテムを返します。コマンド ラインから引数を入力する際に文字列引数で空白を使用するには、文字列を引用符で囲みます。次の例を参考にしてください。
myscript.vbs /stringarg:"This string has spaces"

WshNamed コレクション内では引用符は取り除かれます。ある引数が WshNamed コレクション内に存在するには、その引数がコマンド ラインから入力される必要があります。単純な引数や空の文字列など値を持たない引数の場合は、Item プロパティは空の文字列を返します。存在しない名前付き引数を Item プロパティに指定するとエラーが発生します。特定の引数について存在有無をチェックするには Exists メソッドを使用します。

使用例 1

次の例では、スクリプト実行時に名前付き引数が 2 つ指定されています。スクリプト内のコードを実行すると、それらの名前付き引数が出力されます。名前付き引数コレクション内のインデックスとして、Item プロパティを使用しています。

コマンド プロンプトに次の行を入力してスクリプトを実行します。

myScript.vbs /c:arg1 /d:arg2

次のコードはスクリプト内部で実行されます。

WScript.Echo WScript.Arguments.Named.Item("c")
WScript.Echo WScript.Arguments.Named.Item("d")

引数が次のように出力されます。

arg1
arg2

参照

WshNamed オブジェクト | WshUnnamed オブジェクト | Count メソッド | Item プロパティ | Exists メソッド