WshUnnamed オブジェクト

コマンド ラインの名前なし引数へのアクセスを提供します。

解説

WshUnnamed オブジェクトは、WshArguments オブジェクトの Unnamed プロパティによって返される読み取り専用のコレクションです。このコレクション内の各引数の値を取得するには 0 から始まるインデックスを使用します。WshArguments オブジェクトのプロパティのうち、2 つはフィルタ処理された引数のコレクションです。そのうちの 1 つには名前付き引数 (WshNamed オブジェクト)、もう 1 つには名前なし引数 (WshUnnamed オブジェクト) が含まれています。コマンド ラインの引数セットにアクセスするには、次の 3 とおりの方法があります。

• 引数セット全体 (名前付き引数および名前なし引数) にアクセスするには WshArguments オブジェクトを使用します。
• 名前付き引数にアクセスするには WshNamed オブジェクトを使用します。
• 名前なし引数にアクセスするには WshUnnamed オブジェクトを使用します。

使用例

次のコードは名前付きおよび名前なしコマンドライン引数の数を表示する例です。

<package>
<job id="JS">
<script language="JScript">

var argsNamed = WScript.Arguments.Named;
var argsUnnamed = WScript.Arguments.Unnamed;

WScript.Echo("There are " + argsNamed.length + " named arguments.");
WScript.Echo("There are " + argsUnnamed.length + " unnamed arguments.");

</script>
</job>

<job id="VBS">
<script language="VBScript">

Dim argsNamed, argsUnnamed
Set argsNamed = WScript.Arguments.Named
Set argsUnnamed = WScript.Arguments.Unnamed

WScript.Echo "There are " & argsNamed.Count & " named arguments."
WScript.Echo "There are " & argsUnnamed.Count & " unnamed arguments."

</script>
</job>
</package>

プロパティ

Item プロパティ | Length プロパティ (WshArguments オブジェクト)

メソッド

Count メソッド

参照

WshArguments オブジェクト | WshNamed オブジェクト