サンド ボックス ソリューションの Web パーツを置き換える

多くの開発者がコード ベースのサンドボックス ソリューションを利用する理由の 1 つは、視覚的 Web パーツを利用することにあります。 これにより、コードとレイアウトを分離できるだけでなく、ASP.NET コントロールを利用できます。 クライアント Web パーツを介してプロバイダー ホスト型アドインで視覚的 Web パーツを引き続き利用できます。 これは多くのアプリケーションにおいて優れた方法であり、直接移行することができます。

別の方法は、Web パーツをクライアント側ソリューションとして作成し直すことです。 この場合、JavaScript、HTML フラグメント、さらには 1 つ以上のサポート フレームワークを使用するためにソリューションを再設計する必要があります。 これはまったく新しい作業となりますが、ソリューションをセットアップすることによって、予定されている SharePoint Framework に容易に統合できるという付加価値があります。 表示やデータ入力の Web パーツを簡略化するための優れた選択肢となり、ページ全体のクライアント アプリケーションにスケールアップできます。

注:

コードベースのサンドボックス ソリューションは、2014 年以降、非推奨となっています。また、SharePoint Online では、この機能を完全に削除するためのプロセスが始まっています。 コードベースのサンドボックス ソリューションは、SharePoint 2013 および SharePoint 2016 でも非推奨になっています。

Web パーツの置換のオプション

方法 設計に関する考慮事項と詳細
プロバイダー ホスト型アドインのクライアント Web パーツ
  • ホスティング インフラストラクチャが必要になります。
  • ホスティング インフラストラクチャは高可用性を備えている必要があります。
  • クライアント パーツは、ページの <iframe> 残りの部分との制限付き通信で表示されます。
  • CSOM または REST を介してリモート API を使用する必要があります。
クライアント側のソリューション
  • (UserCustomAction を介して) 定められた方法で JavaScript を埋め込む手法は、現在、クラシック エクスペリエンス以外では動作しません。 そのような場合、スクリプト エディター Web パーツを使用してファイルにリンクできます。
  • アクセス許可は昇格できないので、代わりにアドイン専用のアクセス許可でマイクロ サービスを使用します。
  • 現在のユーザーのアクセス許可によって制限されます。

サイトからサンドボックス コードを削除する

既存のサンドボックス ソリューションをサイトから非アクティブにしても、宣言オプションを使って展開されたアセットやファイルはいずれも削除されません。 ただし、サンドボックス ソリューションの機能が自動的に非アクティブ化されて、イベント レシーバーが削除されます。

関連項目