チュートリアル:Azure Data Studio を使用して、テーブル領域使用のサンプル分析情報ウィジェットを有効にする

このチュートリアルでは、データベース ダッシュボードで分析情報ウィジェットを有効にする方法について説明します。データベース内のすべてのテーブルを対象に領域の使用状況がひとめでわかります。 このチュートリアルでは、次の方法を学習します。

  • 組み込みの分析情報ウィジェット サンプルを利用し、分析情報ウィジェットを簡単にオンにする
  • テーブル領域の使用状況の詳細を表示する
  • 分析情報グラフでデータにフィルターを適用し、ラベル詳細を表示する

前提条件

このチュートリアルには、SQL Server か Azure SQL Database TutorialDB が必要です。 TutorialDB データベースを作成するには、次のクイックスタートのいずれかを実行します。

Azure Data Studio のデータベース ダッシュボードで管理分析情報をオンにする

Azure Data Studio には、データベース内のテーブルによって使用される領域を監視するためのサンプル ウィジェットが組み込まれています。

  1. Ctrl + Shift + P を押して [ユーザー設定] を開き、 [コマンド パレット] を開きます。

  2. 検索ボックスに「settings」と入力し、 [ユーザー設定:ユーザー設定を開く] を選択します。

  3. [設定の検索] 入力ボックスに「dashboard」と入力し、dashboard.database.widgets を見つけます。

  4. dashboard.database.widgets 設定をカスタマイズするには、 [ユーザー設定] セクションの dashboard.database.widgets を編集する必要があります。

    Screenshot showing the USER SETTINGS section with the Dashboard > Database Widgets section called out.

    [ユーザー設定] セクションに dashboard.database.widgets がない場合、[デフォルト設定] 列の dashboard.database.widgets テキストにカーソルを合わせ、テキストの左に表示された "歯車" アイコンをクリックして、[JSON として設定をコピー] をクリックします。 ポップアップに [設定を置換] と表示された場合、それをクリックしないでください。 右にある [ユーザー設定] 列に移動し、dashboard.database.widgets セクションを見つけ、次の手順に進みます。

  5. dashboard.database.widgets セクションに次の行を追加します。

         {
             "name": "Space Used by Tables",
             "gridItemConfig": {
                 "sizex": 2,
                 "sizey": 1
             },
             "widget": {
                 "table-space-db-insight": null
             }
         },
    

    dashboard.database.widgets セクションは、次の画像のようになります。

    Screenshot of the settings.json file with the first object of the dashboard.database.widgets array.

  6. Ctrl + S を押して設定を保存します。

  7. [TutorialDB] を右クリックしてデータベース ダッシュボードを開き、 [管理] をクリックします。

  8. 次の画像のように、テーブル領域という分析情報ウィジェットを表示します。

    Widget

分析情報ウィジェットを使用する

Azure Data Studio の分析情報グラフでは、フィルターを適用したり、マウス カーソルを合わせることで詳細を表示したりできます。 次の手順でお試しいただけます。

  1. グラフの row_count 凡例をクリックし、切り替えます。 Azure Data Studio では、凡例のオン/オフを切り替えると、データ系列の表示/非表示が切り替わります。

  2. グラフの上にマウス ポインターを置きます。 Azure Data Studio には、次のスクリーンショットのように、データ系列ラベルとその値に関する詳細が表示されます。

    chart toggle and legend

次のステップ

このチュートリアルでは、以下の内容を学習しました。

  • 組み込みの分析情報ウィジェット サンプルを利用し、分析情報ウィジェットを簡単にオンにする
  • テーブル領域の使用状況の詳細を表示する
  • 分析情報グラフでデータにフィルターを適用し、ラベル詳細を表示する

カスタムの分析情報ウィジェットを構築する方法については、次のチュートリアルを完了してください。