LOG10 (Transact-SQL)

適用対象:SQL ServerAzure SQL DatabaseAzure SQL Managed InstanceAzure Synapse AnalyticsAnalytics Platform System (PDW)Microsoft Fabric の SQL 分析エンドポイントMicrosoft Fabric のウェアハウス

指定した底 10 の対数を返します float 式です。

Transact-SQL 構文表記規則

構文

LOG10 ( float_expression )  

Note

SQL Server 2014 (12.x) 以前のバージョンの Transact-SQL 構文を確認するには、以前のバージョンのドキュメントを参照してください。

引数

float_expression
float 型、または暗黙的に float 型に変換できるを指定します。

戻り値の型

float

注釈

LOG10 関数と POWER 関数は逆の意味で相互に関連付けられています。 たとえば、10 ^ LOG10(n) = n です。

A. 変数の 10 を底とする対数を計算する

次の例では、指定された変数の LOG10 を計算します。

DECLARE @var FLOAT;  
SET @var = 145.175643;  
SELECT 'The LOG10 of the variable is: ' + CONVERT(VARCHAR,LOG10(@var));  
GO  

結果セットは次のようになります。

The LOG10 of the variable is: 2.16189      
  
(1 row(s) affected)  

B. 10 を底とする対数を指定指数で累乗した結果を計算する

次の例では、10 を底とする対数を指定指数で累乗した結果を返します。

SELECT POWER (10, LOG10(5));   

結果セットは次のようになります。

-----------  
5  
  
(1 row(s) affected)  

例: Azure Synapse Analytics、Analytics Platform System (PDW)

C: 値の 10 を底とする対数を計算する

次の例では、指定された値の LOG10 を計算します。

SELECT LOG10(145.175642);  

結果セットは次のようになります。

-------------------  
2.16

参照

数学関数 (Transact-SQL)
POWER (Transact-SQL)
LOG (Transact-SQL)