PoolMon

メモリプールモニタであるPoolMon(poolmon.exe)は、オペレーティング システムが、システムのページングされたカーネル プールと非ページ カーネル プールからのメモリ割り当て、およびターミナル サービス セッションに使用されるメモリ プールに関して収集するデータを表示します。 データはプール割り当てタグによってグループ化されます。

ドライバー開発者とテスト担当者は、多くの場合、PoolMon を使用して、新しいドライバーの作成時、ドライバー コードの変更、ドライバーへの負荷の発生時にメモリ リークを検出します。 また、テストの各段階で PoolMon を使用して、ドライバーの割り当てと空き操作のパターンを表示したり、ドライバーが任意の時点で使用しているプール メモリの量を明らかにしたりすることもできます。

このドキュメントで説明されている PoolMon のバージョンは、 Windows Driver Kit (WDK) の \Tools\Other サブディレクトリに含まれています。

このトピックには次が含まれます。

PoolMon の概要

PoolMon の要件

PoolMon のコマンド

PoolMon の表示

PoolMon の例

Microsoft Windows XP 以前のシステムで PoolMon を使用するには、プールのタグ付けを有効にする必要があります。 Windows Server 2003 およびそれ以降のバージョンの Windows では、プールタギングは常に有効です。 詳細については、PoolMon 要件の「プールのタグ付け要件」を参照してください。

PoolMon では、Windows コンポーネントの名前と、各プール タグを割り当てる一般的に使用されるドライバーを表示できます。 この機能では、pooltag.txtのデータを使用します。これは、PoolMon と Windows パッケージのデバッグ ツールでインストールされたファイルです。