Tracelog

Tracelog (Tracelog.exe) は、コマンド プロンプト ウィンドウで実行されるイベント トレース コントローラーです。 このセクションでは、Tracelog について説明し、そのコマンド構文について説明し、その使用例を示します。

Tracelogの入手場所

Tracelog (Tracelog.exe) は、デスクトップ アプリ用の WDK、Visual Studio、Windows SDK をインストールするときに組み込まれます。 キットのダウンロードの詳細については、Windows ハードウェア ダウンロードに関するページを参照してください。

Windows Driver Kit (WDK) 8 (インストール パス)

%WindowsSdkDir%\tools\x64\tracelog.exe

%WindowsSdkDir%\tools\x86\tracelog.exe

Windows Driver Kit (WDK) 8.1 (インストール パス)

%WindowsSdkDir%\bin\x64\tracelog.exe

%WindowsSdkDir%\bin\x86\tracelog.exe

注: Visual Studio 環境変数 %WindowsSdkDir% では、キットがインストールされる Windows キット ディレクトリへのパスが表されます (たとえば、C:\Program Files (x86)\Windows Kits\10)。

Tracelogで実行できる操作

Tracelog は、コマンド プロンプト ウィンドウでイベント トレース コントローラーとして使用できます。

注: トレース セッションを制御するには、コンピューターのパフォーマンス ログ ユーザー グループまたは管理グループのメンバーである必要があります (管理者として実行)。

Tracelog の機能は次のとおりです。

Tracelog は、トレース セッション中にプロバイダーによって生成されたトレース メッセージを含むイベント トレース ログ (.etl) ファイルを生成します。 メッセージはバイナリ形式でファイルに格納されます。 トレース メッセージを読み取り可能な形式で表示するには、TraceView または Tracefmt を使用します。

Tracelog は、カーネル モードとプライベート (ユーザー モード) トレース セッション、および NT カーネル ロガー トレース セッショングローバル ロガー トレース セッションなどの特別なセッションを制御します。

Tracelogは、Windows 7以降のバージョンのWindowsで実行されます。

Tracelog の機能の多くは、コマンドライン インターフェイスに加えてグラフィカル ユーザー インターフェイスを備える Windows Driver Kit (WDK) に含まれるツールである TraceView でも利用できます。

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