Windows 10 バージョン 1709 以降および Windows 11 のオプションの診断データ

適用対象:

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11、 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H1
  • Windows 10 バージョン 20H2
  • Windows 10 バージョン 2004
  • Windows 10 Version 1909
  • Windows 10 Version 1903
  • Windows 10 Version 1809
  • Windows 10 Version 1803
  • Windows 10 Version 1709

Microsoft では、Windows を安全かつ最新の状態に保つ、問題をトラブルシューティングする、製品の機能強化を行う目的で Windows 診断データを利用します。 "カスタマイズされたエクスペリエンス" を有効にしているユーザーに対しては、各自のニーズに合わせて Microsoft 製品やサービスを強化するためのカスタマイズされたヒント、広告、推奨情報を提供するために、診断データを利用することもできます。 この記事では、Windows によって収集されるすべての種類の診断データについて、種類ごとに収集されるデータの例を幅広く取り上げながら説明します。 基本データ項目の詳細な技術説明については、「Windows 11 の必須の診断イベントとフィールド」を参照してください。

さらに、この記事では、「ISO/IEC 19944-1:2020 Information technology - Cloud computing - Cloud services and devices: Data flow, data categories, and data use」に示されているデータの種類や例と同等の定義に関するリファレンスも提供します。 データの種類ごとに、この標準で定義されている用語を使用して、デバイスでの診断やエクスペリエンスのカスタマイズにおけるデータの用途に関する声明も示します。 これらのデータの用途に関する声明では、このドキュメントの最後に示されている一貫した定義を使用し、ISO 標準に基づいて、Microsoft が各種の Windows 診断データを処理する目的を定義します。 ISO 標準のリファレンスによって、収集される情報についてさらに深く理解し、この標準を参照する他のサービスやガイダンスと容易に比較できます。

この記事で取り上げるデータは、次の種類にグループ化されています。

  • 共通データ拡張 (診断ヘッダー情報)
  • デバイス、接続、構成に関するデータ
  • 製品とサービスの使用状況データ
  • 製品とサービスのパフォーマンス データ
  • ソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータ
  • 閲覧の履歴データ
  • 手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータ

共通データ拡張

ほとんどの診断イベントには、共通データのヘッダーが含まれています。 各例の、かっこ内の情報は、ISO/IEC 19944-1:2020 と同等の定義を提供します。

共通データ拡張のデータ使用 ヘッダー データはすべての診断イベントに関連付けられているデータの使用をサポートしています。 そのため、共通データは、Windows 10 と Windows 11 を提供するために使用され、各データ カテゴリの「データ使用」の声明で説明されている用途に応じて、Microsoft およびサードパーティの製品とサービスの改善パーソナル設定推奨提案、または販売促進に使用される場合があります。

共通データ拡張の種類に含まれるデータの説明

共通データ拡張の種類

ほとんどの診断イベントに追加される情報 (関連があって利用可能な場合)。次のようなものがあります。

  • 診断レベル - "必須" または "オプション"。サンプル レベル - サンプリングされたデータの場合、このデバイスがオプトインするサンプル レベル (8.2.3.2.4 Observed Usage of the Service Capability)
  • オペレーティング システムの名前、バージョン、ビルド、ロケール (8.2.3.2.2 Telemetry data)
  • イベントの収集時刻 (8.2.3.2.2 Telemetry data)。
  • ユーザー ID - ユーザーの Microsoft アカウント (使われている場合) またはローカル アカウントに関連付けられた一意識別子。 "基本" の診断データを送信するように構成されたデバイスでは、ユーザーの Microsoft アカウント ID は収集されません (8.2.5 Account data)。
  • Xbox ユーザー ID (8.2.5 Account data)。
  • デバイス ID - ユーザーが指定したデバイス名ではなく、そのデバイスの一意の ID です (8.2.3.2.3 Connectivity data)。
  • デバイス クラス - デスクトップ、サーバー、またはモバイル (8.2.3.2.3 Connectivity data)。
  • イベントが記録された環境 - イベントを記録したアプリまたはコンポーネントのアプリケーション ID、セッション GUID。 アプリが実行されている期間やオペレーティング システムの起動と起動の期間など、一定の期間のイベントを追跡するために使われます (8.2.4 Cloud service provider data)。
  • 診断イベント名、イベント ID、ETW オペコード、バージョン、スキーマ署名、キーワード、フラグ (8.2.4 Cloud service provider data)。
  • IP アドレスを含む HTTP ヘッダー情報。 この IP アドレスは、デバイスの IP アドレスではなく、診断インジェスト サービスが受け取ったネットワーク パケット ヘッダーによって提供される送信元アドレスです (8.2.4 Cloud service provider data)。
  • 関係のあるイベントを相互に関連付けて並べるために使われるさまざまな ID (8.2.4 Cloud service provider data)。

デバイス、接続、構成に関するデータ

この種類のデータには、デバイスに関する詳細、デバイスの構成と接続機能、および状態が含まれています。 デバイス、接続、構成に関するデータは、"ISO/IEC 19944-1:2020, 8.2.3.2.3 Connectivity data" に相当します。

デバイス、接続、構成に関するデータの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたデバイス、接続、構成に関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11、および関連する Microsoft の製品とサービスを提供および改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • デバイス、接続、構成に関するデータを使用して、デバイスで発生するエラーの一因となり得る固有のデバイス特性を理解し、パターンを識別して、固有のハードウェア、機能、設定のデバイスに影響する問題をより迅速に解決します。 以下に例を示します。

    • デバイスでの携帯ネットワーク モデムの使用とその構成に関するデータは、携帯ネットワーク モデムの問題のトラブルシューティングに使用されます。
    • デバイスでの USB ハブの使用とその構成に関するデータは、USB ハブの問題のトラブルシューティングに使用されます。
    • 接続されている Bluetooth デバイスの使用に関するデータは、Bluetooth デバイスとの互換性の問題のトラブルシューティングに使用されます。
  • オペレーティング システムのバージョンや使用可能なメモリなどの、デバイスのプロパティに関するデータは、デバイスが Windows の更新プログラムを受信する予定であるかどうかや、更新プログラムを受信できるかどうかを特定するために使用されます。

  • デバイスの周辺機器に関するデータは、Windows の更新プログラムにより悪影響を受ける可能性があるドライバーがデバイスにインストールされているかどうかを特定するために使用されます。

  • お客様が最も使用しているデバイス、周辺機器、設定に関するデータは、Windows 10と Windows 11 の改善に優先順位を付けて、最もWindows 10および Windows 11 ユーザーに対する最大のプラスの影響を判断するために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:
ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたデバイス、接続、構成に関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対して Microsoft の製品とサービスをパーソナル設定推奨提案するために使用されます。 また、ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたデバイス、接続、構成に関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対してサードパーティ製の Windows アプリ、サービス、ハードウェア、周辺機器の販売促進 を行うために使用されます。 次に、例を示します。

  • デバイスのプロパティと機能に関するデータは、最適なパフォーマンスとユーザー エクスペリエンスを実現するためのデバイスの使用方法や構成方法に関するヒントを提供するために使用されます。

  • デバイスの機能 (デバイスがペンに対応しているかどうかなど) に関するデータは、デバイスに適した (Microsoft およびサード パーティ製の) アプリを推奨するために使用されます。 これらのアプリは、無料または有料です。
     

デバイス、接続、構成に関するデータの説明

デバイス プロパティ サブタイプ: オペレーティング システムとデバイス ハードウェアに関する情報

  • オペレーティング システム - バージョン名、エディション
  • インストールの種類、サブスクリプションの状態、正規のオペレーティング システムかどうかの状態
  • プロセッサ アーキテクチャ、速度、コアの数、製造元、モデル
  • OEM の詳細 - 製造元、モデル、シリアル番号
  • デバイス識別子と Xbox シリアル番号
  • ファームウェア/BIOS オペレーティング システム - 種類、製造元、モデル、バージョン
  • メモリ - 合計メモリ、ビデオ メモリ、速度、デバイスがメモリを予約した後に利用できるメモリ容量
  • ストレージ - 合計容量とディスクの種類
  • バッテリ - 充電容量と InstantOn のサポート
  • ハードウェア シャーシの種類、色、フォーム ファクター
  • このコンピューターが仮想マシンかどうか

デバイス機能サブタイプ: デバイスの機能に関する情報

  • カメラ - デバイスに前面カメラ、背面カメラ、またはその両方が搭載されているかどうか
  • タッチ スクリーン - デバイスにタッチ スクリーンが搭載されているかどうか。 搭載されている場合はサポートされているハードウェア タッチ ポイントの数
  • プロセッサの機能 - CompareExchange128、LahfSahf、NX、PrefetchW、SSE2
  • トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) - TPM が存在するかどうか、存在する場合はバージョン
  • 仮想化ハードウェア - IOMMU が存在するかどうか、SLAT サポートが含まれているかどうか、ファームウェアで仮想化が有効になっているかどうか
  • 音声 - 音声操作がサポートされているかどうか、アクティブなマイクの数
  • ディスプレイの数、解像度、DPI
  • ワイヤレス機能
  • OEM またはプラットフォームの顔検出
  • OEM またはプラットフォームのビデオ手ブレ補正と品質レベル セット
  • 高度なカメラ キャプチャ モード (HDR と低光量)、OEM とプラットフォーム実装、HDR の確率、低光量の確率

デバイス設定サブタイプ: デバイス設定とユーザー設定に関する情報

  • ユーザー設定 - システム、デバイス、ネットワークとインターネット、個人用設定、Cortana、アプリ、アカウント、時刻と言語、ゲーム、簡単操作、プライバシー、更新とセキュリティ
  • ユーザー指定のデバイス名
  • デバイスがドメインに参加しているかどうか、またはクラウド ドメインに参加しているかどうか (会社が管理しているネットワークの一部かどうかなど)
  • ドメイン名のハッシュ表現
  • MDM (モバイル デバイス管理) の登録の設定と状態
  • BitLocker、セキュア ブート、暗号化の設定と状態
  • Windows Update の設定と状態
  • 開発者によるロック解除の設定と状態
  • 既定のアプリの選択
  • 既定のブラウザーの選択
  • アプリ、入力、キーボード、音声認識、表示に使われる既定の言語の設定
  • アプリ ストアの更新設定
  • エンタープライズ OrganizationID、業務用 ID

デバイス周辺機器サブタイプ: デバイスの周辺機器に関する情報

  • 周辺機器の名前、デバイス モデル、クラス、製造元、説明
  • 周辺機器の状態、インストール状態、チェックサム
  • ドライバーの名前、パッケージ名、バージョン、製造元
  • HWID - デバイスとドライバー INF ファイルの照合に使われるハードウェア ベンダー定義の ID
  • ドライバーの状態、問題コード、チェックサム
  • ドライバーがカーネル モードかどうか、署名されているかどうか、イメージ サイズ

デバイス ネットワーク情報サブタイプ: デバイスのネットワーク構成に関する情報

  • ネットワーク システムの機能
  • ローカル接続またはインターネット接続の状態
  • プロキシ、ゲートウェイ、DHCP、DNS の詳細、アドレス
  • 有料ネットワークであるか、無料ネットワークであるか
  • ワイヤレス ドライバーがエミュレートされているかどうか
  • アクセス ポイント モードに対応しているかどうか
  • アクセス ポイントの製造元、モデル、MAC アドレス
  • WDI バージョン
  • ネットワーク ドライバー サービスの名前
  • Wi-Fi Direct の詳細
  • Wi-Fi デバイスのハードウェア ID と製造元
  • Wi-Fi スキャンの試行回数と項目数
  • MAC ランダム化がサポートされているかどうか、有効になっているかどうか
  • サポートされている空間ストリームの数とチャネル周波数
  • 手動接続または自動接続が有効かどうか
  • 各接続試行の時刻と結果
  • 機内モードの状態と試行回数
  • 製造元から提供されたインターフェイスの説明
  • データ転送速度
  • 暗号アルゴリズム
  • Mobile Equipment ID (IMEI) と Mobile Country Code (MCCO)
  • 通信事業者とサービス プロバイダー名
  • 利用可能な SSID と BSSID
  • IP アドレスの種類 - IPv4 または IPv6
  • 信号の品質の割合と変化
  • ホットスポットの存在の検出と成功率
  • TCP 接続のパフォーマンス
  • Miracast デバイス名
  • ハッシュ IP アドレス

製品とサービスの使用状況データ

この種類のデータには、デバイス、オペレーティング システム、アプリケーション、サービスの使用状況に関する詳細情報が含まれています。 製品とサービスの使用状況データは、"ISO/IEC 19944-1:2020, 8.2.3.2.4 Observed Usage of the Service Capability" に相当します。

製品とサービスの使用状況データの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスの使用状況データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11、および関連する Microsoft の製品とサービスを提供および改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • エラーが発生したときに使用中である特定のアプリに関するデータは、Windows の機能や Microsoft のアプリに関する問題のトラブルシューティングや修復に使用されます。
  • お客様によって最もよく使用されている特定のアプリに関するデータは、最も多くの Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対する最良の影響を特定できるように、Windows 10 と Windows 11 の改善に優先順位を設定するために使用されます。
  • [設定] の [電話] 画面からの、デバイスで提案機能をオフにしているかどうかに関するデータは、提案機能を改善するために使用されます。
  • ユーザーがブラウザーで認証プロセスをキャンセルしたかどうかに関するデータは、認証プロセスの問題のトラブルシューティングを実行し、認証プロセスを改善するために使用されます。
  • いつ、どの機能が Cortana を起動したかに関するデータは、Cortana の機能強化と技術革新の作業を優先順位を付けるために使用されます。
  • フォト アプリでコンテキスト メニューがいつ閉じられたかに関するデータは、フォト アプリのトラブルシューティングを実行し、フォト アプリを機能強化するために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:
ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスの使用状況データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対して Microsoft の製品とサービスをパーソナル設定推奨提案するために使用されます。 また、ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスの使用状況データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対してサードパーティ製の Windows アプリ、サービス、ハードウェア、周辺機器の販売促進を行うために使用されます。 次に、例を示します。

  • ユーザーが Windows の特定の機能を使用していないことをデータが示している場合、その機能を試すことユーザーにお勧めすることがあります。
  • デバイスで最も使用されているアプリに関するデータは、類似のまたは補完的な (Microsoft またはサード パーティ製) アプリを提供するために使用されます。 これらのアプリは、無料または有料です。

製品とサービスの使用状況データの説明

アプリの使用状況サブタイプ: Windows とアプリケーションの使用状況に関する情報

  • オペレーティング システム コンポーネントとアプリ機能の使用状況
  • アプリおよび Windows 機能でのユーザーのナビゲーションと操作。 この情報には、新しいアラーム設定の名前、ユーザーによるメニューの選択、ユーザーのお気に入りなどのユーザー入力が含まれる可能性があります
  • アプリとコンポーネントの起動時刻と回数、使用時間、セッション GUID、プロセス ID
  • さまざまな状態でのアプリの動作時間 - フォアグラウンドまたはバックグラウンドでの実行、スリープ、アクティブなユーザー操作の受け取り
  • ユーザー操作の方法と継続時間 - ユーザーがキーボード、マウス、ペン、タッチ、音声認識、ゲーム コントローラーを使ったかどうかと、その使用時間
  • Cortana の起動エントリ ポイントと理由
  • 通知配信の要求と状態
  • 画像とビデオの編集に使うアプリ
  • プライマリまたはセカンダリ回線での SMS、MMS、VCard、ブロードキャスト メッセージの使用状況の統計
  • プライマリまたはセカンダリ回線での着信、発信、ボイスメールの使用状況の統計
  • 緊急警報の受信状況または表示状況の統計
  • アプリ内のコンテンツ検索
  • 閲覧アクティビティ - ブックマーク、印刷、レイアウトの変更

アプリまたは製品の状態サブタイプ: Windows とアプリケーションの状態に関する情報

  • スタート メニューとタスク バーのピン留め
  • オンラインとオフラインの状態
  • アプリの起動状態 - ディープ リンク (再生するオーディオ トラックを指定して Groove を起動した場合や画像を共有するために MMS を起動した場合など)
  • 配信された個人用設定のインプレッション
  • ユーザーが UI コントロールやホットスポットをクリックまたはポイントしたかどうか
  • ユーザーが提供したフィードバック (いいね!、興味なし、評価など)
  • ドキュメントまたはメディア ファイル内でのキャレットの位置 - 1 回のセッションで書籍がどのくらい読み進められたか、または曲がどのくらい再生されたか

購買サブタイプ: デバイスでの購入に関する情報

  • 製品 ID、エディション ID、製品の URI
  • 販売の詳細 - 価格
  • 注文が行われた日付と時刻
  • Microsoft Store クライアントの種類 - Web またはネイティブ クライアント
  • 購入した数量と価格
  • 支払いの種類 - クレジット カードの種類と PayPal

ログインのプロパティ サブタイプ: デバイスでのログインに関する情報

  • ログインの成功または失敗
  • ログイン セッションと状態

製品とサービスのパフォーマンス データ

この種類のデータには、デバイス、オペレーティング システム、アプリ、ドライバーの正常性に関する詳細が含まれています。 製品とサービスのパフォーマンス データは、"ISO/IEC 19944-1:2020 8.2.3.2.2 EUII Telemetry data" に相当します。

製品とサービスのパフォーマンス データの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスのパフォーマンス データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11、および関連する Microsoft の製品とサービスを提供および改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • Windows スポットライト (回転するロック画面の画像) に表示されるコンテンツの信頼性に関するデータは、Windows スポットライトの信頼性の調査に使用されます。
  • Cortana が音声コマンドに応答するまでの時間に関するタイミング データは、Cortana の聞き取りのパフォーマンスを向上させるために使用されます。
  • 顔認識機能の起動および完了の時間に関するタイミング データは、顔認識のパフォーマンスを向上させるために使用されます。
  • アプリケーション ウィンドウを表示できなかった状況に関するデータは、アプリケーション ウィンドウの信頼性とパフォーマンスの問題を調査するために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:
ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスのパフォーマンス データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対して Microsoft の製品とサービスをパーソナル設定推奨提案するために使用されます。 また、ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された製品とサービスのパフォーマンス データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対してサードパーティ製の Windows アプリ、サービス、ハードウェア、周辺機器の販売促進を行うために使用されます。

  • デバイスのバッテリー パフォーマンスに関するデータは、バッテリーのパフォーマンスを向上させる設定の変更を推奨するために使用される場合があります。
  • デバイスのファイル記憶領域が不足していることをデータが示している場合、空き領域を増やすために Windows と互換性のあるクラウド ストレージ ソリューションをお勧めすることがあります。
  • パフォーマンスの問題が発生していることをデータが示している場合、これらの問題の診断や解決に役立つ Windows アプリの推奨事項を提供することがあります。 これらのアプリは、無料または有料です。

Microsoft は、クラッシュやハングのダンプ データを使用して、製品やサービスのパーソナル設定推奨提案、または販売促進を行うことはありません。

製品とサービスのパフォーマンス データの説明

デバイス正常性とクラッシュ データ サブタイプ: デバイスとソフトウェアの正常性に関する情報

  • エラー コードとエラー メッセージ、アプリの名前と ID、エラーを報告したプロセス
  • エラーの発生元と考えられる DLL ライブラリ - xyz.dll など
  • システム生成ファイル - クラッシュやハングの診断に役立つ、アプリまたは製品のログとトレース ファイル
  • レジストリ キーなどのシステム設定
  • ユーザーが生成したファイル - クラッシュまたはハングの原因となった可能性のあるファイル たとえば、.doc、.ppt、.csv ファイル
  • 異常なシャットダウン、ハング、クラッシュの詳細と回数
  • クラッシュ エラー データ - オペレーティング システム、オペレーティング システム コンポーネント、ドライバー、デバイス、ファーストおよびサード パーティのアプリ データ
  • クラッシュ ダンプとハング ダンプ。次のようなものがあります。
    • クラッシュ時点で記録されていた作業メモリの状態。
    • クラッシュ時点でカーネルによって使われていたメモリ。
    • クラッシュ時点でアプリケーションによって使われていたメモリ。
    • クラッシュの時点で Windows によって使われていたすべての物理メモリ。
    • エラーが発生したモジュール内のクラスと関数名。

デバイスのパフォーマンスと信頼性データ サブタイプ: デバイスとソフトウェアのパフォーマンスに関する情報

  • ユーザー インターフェイスの操作時間 - スタート メニューの表示時間、ブラウザー タブの切り替え時間、アプリの起動および切り替え時間、Cortana と検索のパフォーマンスおよび信頼性
  • デバイスのオンとオフのパフォーマンス - デバイスの起動、シャットダウン、電源のオンとオフ、ロックとロック解除の時刻、ユーザー認証の時刻 (指紋と顔認識の持続時間)
  • アプリ内の応答性 - アラームの設定にかかった時間、アプリ内のナビゲーション メニューが完全にレンダリングされるまでの時間、リーディング リストが同期されるまでの時間、GPS ナビゲーションが開始されるまでの時間、MMS で画像の添付にかかった時間、Microsoft Store のトランザクションが完了するまでの時間
  • ユーザー入力の応答性 - さまざまな言語のスクリーン キーボードの起動時間、オートコンプリートの候補が表示されるまでの時間、ペンまたはタッチの遅延時間、手書き認識で単語に変換されるまでの待ち時間、ナレーター スクリーン リーダーの応答性、CPU スコア
  • UI とメディアのパフォーマンスおよび不具合/滑らかさ - ビデオ再生のフレーム レート、オーディオの不具合、アニメーションの不具合 (スタートを表示するときに途切れる)、グラフィックス スコア、最初のフレームまでの時間、再生/一時停止/停止/シークの応答性、PDF のレンダリングにかかった時間、OneDrive からのビデオの動的ストリーミングのパフォーマンス
  • ディスクのフットプリント - ディスクの空き領域、メモリ不足状態、ディスク スコア
  • リソースの過剰使用 - 異なる画面状態や電源状態を通じて CPU 使用率が高く、パフォーマンスまたはバッテリー残量に影響を与えているコンポーネント
  • バックグラウンド タスクのパフォーマンス - ダウンロード時間、Windows Update のスキャン時間、Microsoft Defender ウイルス対策のスキャン時間、ディスク デフラグにかかった時間、メールのフェッチ時間、サービスのスタートアップと状態遷移にかかった時間、検索結果用にデバイス上のファイルのインデックスが作成されるまでの時間
  • 周辺機器とデバイス - USB デバイスの接続時間、ワイヤレス ディスプレイの接続にかかった時間、印刷時間、ネットワークの可用性と接続時間 (Wi-Fi への接続にかかった時間、DHCP から IP アドレスが取得されるまでの時間など)、スマート カード認証にかかった時間、明るさの自動調整で環境に対応するまでの時間
  • デバイスのセットアップ - 初回セットアップ エクスペリエンスの時刻 (更新プログラムのインストール、アプリのインストール、ネットワークへの接続などの時刻)、接続されたデバイス (プリンターやモニター) の認識時刻、Microsoft アカウントのセットアップ時刻
  • 電源とバッテリー残量 - コンポーネントごとの電力消費量 (プロセス/CPU/GPU/ディスプレイ)、画面オフの時間数、スリープ状態への移行の詳細、温度と温度調整、各電源状態でのバッテリーの消耗 (画面オフまたは画面オン)、画面オフの間に電力消費を要求したプロセスとコンポーネント、明るさの自動調整の詳細、デバイスが AC 電源またはバッテリーに接続されていた時間、バッテリー状態の遷移
  • サービスの応答性 - サービス URI、操作、待ち時間、サービスの成功/エラー コード、プロトコル
  • 診断ハートビート - 診断システムの正常性を検証するために使用される定期的な信号

映画サブタイプ: デバイスでの映画鑑賞の機能に関する情報

これは、ユーザーの視聴や習慣をキャプチャするものではありません。

  • ビデオの幅、高さ、カラー パレット、エンコード (圧縮) の種類、暗号化の種類
  • ユーザーに対してコンテンツをストリーミングする方法に関する指示 - 画面解像度と帯域幅に基づき、コンテンツをストリーミングするときにまとめて取り扱う必要のあるコンテンツ ファイルのチャンクを表す Smooth Streaming マニフェスト
  • エラーが発生した場合、コンテンツの特定の 2 秒のチャンクの URL
  • 全画面表示モードの詳細

音楽とテレビ サブタイプ: デバイスでの音楽鑑賞とテレビ視聴に関する情報

これは、ユーザーの視聴や習慣をキャプチャするものではありません。

  • 音楽サービスからダウンロードしている曲のサービス URL - エラーの発生時にサービスを復元しやすくするために収集されます
  • コンテンツの種類 (ビデオ、オーディオ、サラウンド オーディオ)
  • ローカル メディア ライブラリ コレクションの統計 - 購入したトラックの数、再生リストの数
  • 地域の不一致 - ユーザーのオペレーティング システムの地域、Xbox Live の地域

読書サブタイプ: デバイスでの読書の機能に関する情報

これは、ユーザーの視聴や習慣をキャプチャするものではありません。

  • コンテンツにアクセスしたアプリ、状態、Microsoft Store の書籍を開くために使われたオプション
  • 書籍の言語
  • コンテンツを読むのにかかった時間
  • コンテンツの種類とサイズの詳細

フォト アプリ サブタイプ: デバイスでのフォトの使用状況に関する情報。次のようなものがあります。

これは、ユーザーの視聴や習慣をキャプチャするものではありません。

  • ファイル ソースのデータ - ローカル、SD カード、ネットワーク デバイス、OneDrive
  • 画像やビデオの解像度、ビデオの長さ、ファイル サイズ、エンコード
  • コレクション ビューまたは全画面表示のビューアーの使用状況と表示時間

デバイス上のファイルの照会サブタイプ: デバイスでのローカル検索アクティビティに関する情報

  • 発行されたクエリの種類とインデックスの種類 (ConstraintIndex や SystemIndex)
  • 要求および取得された項目の数
  • 検索結果からユーザーが操作したファイルの拡張子
  • 起動された項目の種類、ファイル拡張子、元のインデックス、ファイルを開いたアプリのアプリ ID
  • インデクサーを呼び出したプロセスの名前、クエリの処理にかかった時間
  • 検索範囲のハッシュ (ファイル、Outlook、OneNote、IE の履歴) インデックスの状態 (完全に最適化、部分的に最適化、構築中)

権利サブタイプ: デバイス上の権利に関する情報

  • サービスのサブスクリプション状態とエラー
  • DRM とライセンス権利の詳細 - Groove サブスクリプションまたはオペレーティング システムのボリューム ライセンス
  • インストール パッケージの権利 ID、リース ID、パッケージ ID
  • 権利の失効
  • ライセンスの種類 (試用版、オフラインとオンライン) と期間
  • ライセンス使用セッション

ソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータ

この種類のデータには、デバイス上のソフトウェアのインストールと更新に関する情報が含まれます。 ソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータは、"ISO/IEC 19944-1:2020 8.2.3.2.4 Observed Usage of the Service Capability" のサブタイプです。

ソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11、および関連する Microsoft の製品とサービスを提供および改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • デバイスにインストールされている特定のドライバーに関するデータは、Windows の更新プログラムをブロックまたは延期するハードウェアまたはドライバーの互換性問題があるかどうかを把握するために使用されます。
  • デバイスでのダウンロードの開始時刻と終了時刻に関するデータは、ダウンロードの問題を把握し、解決するために使用されます。
  • デバイスにインストールされている特定の Microsoft Store アプリに関するデータは、デバイスに対して提供するアプリの更新プログラムを決定するために使用されます。
  • デバイスにインストールされているマルウェア対策に関するデータは、マルウェアの感染を媒介する要因を把握するために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:
ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対して Microsoft の製品とサービスをパーソナル設定推奨提案するために使用されます。 また、ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化されたソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対してサードパーティ製の Windows アプリ、サービス、ハードウェア、周辺機器の販売促進を行うために使用されます。 次に、例を示します。

  • デバイスにインストールされている特定のアプリに関するデータは、Microsoft Store の類似のまたは補完的なアプリをお勧めするために使用されます。

ソフトウェアのセットアップとインベントリに関するデータの説明

インストールされているアプリケーションとインストール履歴サブタイプ: デバイスにインストールされているアプリ、ドライバー、更新プログラム パッケージ、オペレーティング システム コンポーネントに関する情報

  • アプリ、ドライバー、更新パッケージ、またはコンポーネントの名前、ID、またはパッケージ ファミリ名
  • 製品、SKU、使用可能状況、カタログ、コンテンツ、バンドル ID
  • オペレーティング システム コンポーネント、アプリまたはドライバーの発行元、言語、バージョン、種類 (Win32 または UWP)
  • インストール日、方法、インストール ディレクトリ、インストールの試行回数
  • MSI パッケージと製品コード
  • インストール時の元のオペレーティング システム バージョン
  • ユーザー、管理者、または必須のインストール/更新
  • インストールの種類 - クリーン インストール、修復、復元、OEM、市販、アップグレード、更新

デバイスの更新情報: デバイスにインストールされているアプリ、ドライバー、更新プログラム パッケージ、オペレーティング システム コンポーネントに関する情報

  • デバイス ハードウェア、オペレーティング システム コンポーネント、アプリ、ドライバーの更新準備の分析 (進行状況、状態、結果)
  • 適用できる更新プログラムの数、重要度、種類
  • 更新プログラムのダウンロード サイズとソース - CDN または LAN ピア
  • アップグレードの保留の状態と構成
  • オペレーティング システムのアンインストールとロールバックの状態およびカウント
  • Windows Update サーバーとサービスの URL
  • Windows Update のコンピューター ID
  • Windows Insider ビルドの詳細

閲覧の履歴データ

この種類のデータには、Microsoft ブラウザーでの Web 閲覧の詳細が含まれています。 閲覧の履歴データは、"ISO/IEC 19944-1:2020 8.2.3.2.8 Client-side browsing history" に相当します。

閲覧の履歴データの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された閲覧の履歴データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11、および関連する Microsoft の製品とサービスを提供および改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • [コンテンツのブロック] ダイアログ ボックスが表示されたタイミングに関するデータは、ブロックされたコンテンツの調査のために使用されます。
  • 潜在的に不正なまたは悪意のあるドメインに関するデータは、ユーザーにそのドメインについて警告するように、Microsoft Edge や Windows Defender SmartScreen を更新するために使用されます。
  • ナビゲーションの目的でアドレス バーが使用されたタイミングに関するデータは、おすすめサイト機能を強化したり、ナビゲーションから生じる問題を把握して解決するために使用されます。
  • Web ノート セッションの開始時刻に関するデータは、Web ノート機能で人気のあるドメインや URL を測定するために使用されます。
  • 既定のホーム ページがユーザーによって変更されたタイミングに関するデータは、最も人気のある既定のホーム ページや、ユーザーが既定のホーム ページを変更する頻度を測定するために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:
ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された閲覧の履歴データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対して Microsoft の製品とサービスをパーソナル設定推奨提案するために使用されます。 また、ユーザーがデバイスでエクスペリエンスのカスタマイズを有効にしている場合、Windows 10 と Windows 11 からの仮名化された閲覧の履歴データは、Microsoft によって、Windows 10 と Windows 11 ユーザーに対してサードパーティ製の Windows アプリ、サービス、ハードウェア、周辺機器の販売促進を行うために使用されます。 次に、例を示します。

  • ユーザーが関連する Web サイトを閲覧していた場合、Microsoft Store から互換性のあるアプリをダウンロードすることをユーザーにお勧めすることがあります。 たとえば、ユーザーが Facebook Web サイトを使用している場合、Facebook アプリをお勧めする可能性があります。

閲覧の履歴データの説明

Microsoft ブラウザーのデータ サブタイプ: デバイスでのアドレス バーと検索ボックスのパフォーマンスに関する情報

  • アドレス バーや検索ボックスに入力されたテキスト
  • Cortana に質問での検索用に選択されたテキスト
  • サービスの応答時間
  • オートコンプリートが行われた場合はオートコンプリート後のテキスト
  • ローカルの履歴とお気に入りに基づいて提示されたナビゲーション候補
  • ブラウザー ID
  • URL (検索語句が含まれる可能性があります)
  • ページ タイトル

手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータ

この種類のデータは、デバイス上の音声入力、手描き入力、タイピング入力の機能に関する詳細を収集します。 手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータは、"ISO/IEC 19944-1:2020 8.2.3.2.1 End User Identifiable information" のサブタイプです。

手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータの使用

診断の場合:
Windows 10 と Windows 11 からの匿名化された手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータは、Microsoft によって、Microsoft の製品とサービスの自然言語機能を改善するために使用されます。 次に、例を示します。

  • スペル ミスとしてマークされ、コンテキスト メニューから別の単語の置き換えられた単語に関するデータは、スペル チェック機能を向上させるために使用されます。
  • 右クリックした後、表示される代替候補の単語やユーザーが選択した単語に関するデータは、単語の推奨機能を向上させるために使用されます。
  • 自動修正された後、ユーザーが元の単語に戻した単語に関するデータは、自動修正機能を向上させるために使用されます。
  • ナレーターがタッチ ジェスチャを検出および認識したかどうかに関するデータは、タッチ ジェスチャ認識を向上させるために使用されます。
  • 手書きパネルから送信された手書きサンプルに関するデータは、Microsoft の手書き認識の改善のために使用されます。

エクスペリエンスのカスタマイズ (オプション) の場合:

Microsoft は、Windows の手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータをエクスペリエンスのカスタマイズのために使用しません。

手描き入力、タイピング、音声認識に関するデータの説明

音声、手描き入力、タイピング サブタイプ: 音声、手描き入力、タイピング機能に関する情報

  • 使われたペンの種類 (蛍光ペン、ボールペン、鉛筆)、ペンの色、ストロークの高さと幅、使用時間
  • ペン ジェスチャ (クリック、ダブルクリック、パン、ズーム、回転)
  • 手のひらでのタッチの x、y 座標
  • 入力の遅延時間、取りこぼされたペン信号、フレーム数、ストローク、最初のフレームのコミット時間、サンプル レート
  • 描画されたインク ストローク、インク挿入ポイントの前後のテキスト、認識されて入力されたテキスト、入力言語 - 元のコンテンツの再構築や入力とユーザーの関連付けに使われる可能性のある ID、シーケンス情報、その他のデータ (メール アドレス、数値など) は削除済み
  • 音声認識結果のテキスト - 結果コードと認識されたテキスト
  • 認識エンジンの言語とモデル、システムの音声認識の言語
  • 音声認識機能を使っているアプリの ID
  • ユーザーがお子様として登録されているかどうか
  • 音声認識の信頼度と成功または失敗

ISO/IEC 19944-1:2020 固有の用語

このセクションでは、ISO/IEC 19944-1:2020 固有の定義の使用法とこの記事で使用されている匿名化の修飾子について説明します。

提供

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.2 Provide

Microsoft 製品またはサービスで、(i) 製品やサービスのトラブルシューティングや問題の修正、または (ii) 製品またはサービスの更新プログラムの提供など、説明されているサービスを保護および提供するために、指定されたデータ カテゴリを使用すること。

改善

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.3 Improve

Microsoft の製品またはサービスの改善や品質向上のために、指定されたデータ カテゴリを使用すること。 これらの機能強化は、エンド ユーザーが利用できる場合もあります。

パーソナライズ

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.4 Personalize

Microsoft の製品またはサービスで、エンド ユーザーのためにカスタマイズされたエクスペリエンスを生成するために、指定されたデータ カテゴリを使用すること。

推奨

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.4 Personalize

"推奨" は、購入や支払いを行わずにアクセスできる Microsoft 製品およびサービスを推奨することによって、エンド ユーザーのエクスペリエンスをパーソナル設定 (9.3.4) するために、指定されたデータ カテゴリを使用することを意味します。

指定されたデータ カテゴリを使用することで、エンド ユーザーが対応できる Microsoft 製品またはサービスに関する推奨事項を示します。この推奨事項は、(i) それが示されている製品やサービスのコンテキストに関連しており、(ii) 購入や支払いを行うことなくアクセスできるものであり、(iii) Microsoft は紹介に対する報酬を受け取りません。

提案

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.5 Offer upgrades or upsell

データのソースが Microsoft 製品およびサービスであり、提案されるアップグレードが現在の機能のコンテキストに関連する Microsoft 製品およびサービスに由来するものであることを意味します。 この提案の対象ユーザーは、Microsoft のお客様です。

具体的には、指定したデータ カテゴリを使用して、Microsoft 製品またはサービスの新機能の提案やアップセルを行います。この新機能は、(i) それが示されている製品やサービスのコンテキストに関連しており、(ii) Microsoft にとって将来的にエンド ユーザーからの収益になる可能性があり、(iii) Microsoft は紹介に対する報酬を受け取りません。

販売促進

ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンス: 9.3.6 Market/advertise/promote

ファーストパーティの Microsoft 製品またはサービスの販売を促進するために、指定されたデータ カテゴリを使用すること。

データ識別修飾子

以下に、データ識別修飾子と ISO/IEC 19944-1:2020 リファレンスを示します。

  • 仮名化データ 8.3.3 Pseudonymized data。 Microsoft での使用上の注意は定義どおりです。
  • 匿名化データ 8.3.5 Anonymized data。 Microsoft での使用上の注意は定義どおりです。
  • 集計データ 8.3.6 集計データです。 Microsoft での使用上の注意は定義どおりです。