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WMI インフラストラクチャ

WMI インフラストラクチャでは、WMI サービス (Winmgmt) は、管理アプリケーションと WMI データ "プロバイダー" 間のメディエーターとして機能するオペレーティング システム コンポーネントです。 "WMI リポジトリ" は、WMI 関連の静的データの記憶域です。

WMI サービスは、共有サービス ホスト プロセス (SVCHOST) 内のサービス プロセスとして実装されます。 詳細については、「プロバイダーのホスティングとセキュリティ」を参照してください。

WMI サービスは、最初の管理アプリケーションまたはスクリプトが WMI 名前空間に接続するための呼び出しを行うと開始されます。 セットアップによっては、WMI サービスがシャットダウンされるか、管理アプリケーションによって呼び出されないときにメモリ不足プロファイルに入る場合があります。

WMI サービスは、COM インターフェイスを介して管理アプリケーションと対話します。 アプリケーションからインターフェイスを介して要求が行われると、WMI で要求が静的データと動的データのどちらを対象とするかが判断されます。 要求にマネージド オブジェクトの名前などの静的データが含まれている場合、WMI ではリポジトリからデータが取得されます。 要求に動的データ (マネージド オブジェクトで現在使用されているメモリの量など) が含まれる場合、WMI から要求がプロバイダーに渡されます。

プロバイダーによって、WMI サービスに場所が登録されます。これにより、WMI ではデータ要求をルーティングできるようになります。 プロバイダーによって、データ取得、変更、削除、列挙、クエリ処理など、特定の操作のサポートも登録されます。 WMI サービスでは、プロバイダー登録情報が使用され、アプリケーション要求が適切なプロバイダーと照合されます。 また、WMI では登録情報を使用して、必要に応じてプロバイダーの読み込みとアンロードが行われます。 プロバイダーでの要求の処理が完了すると、プロバイダーから結果が WMI サービスに返されます。 その後、WMI では COM インターフェイスを介してアプリケーションに結果が転送されます。 詳細については、「WMI へのデータの提供」を参照してください

WMI では、イベント トレース (ETW) を使用して WMI サービス アクティビティが記録されます。

インフラストラクチャでプロバイダーと管理アプリケーション間のすべてのトラフィックが処理されるため、インフラストラクチャには次の機能があります。

WMI のアーキテクチャ