Kernel Debugger 接続インターフェース

カーネルデバッガを接続するときに、どんな接続インターフェースを利用できるのか気になったことはありませんか?

皆様、いかがお過ごしでしょうか。WDK サポートチームの石沢です。今回は Windows OS バージョンとカーネルデバッガの接続インターフェースの関係についてまとめてみました。ホスト及びターゲットに実装されているインターフェースおよび OS バージョンから使用可能な接続形式を選択ください。

接続インターフェース

ホスト OS バージョン

ターゲット OS バージョン

RS-232C

任意のバージョン

任意のバージョン

IEEE1394

任意のバージョン

任意のバージョン

USB 2.0

任意のバージョン

任意のバージョン

USB 3.0

Windows 8 以降

Windows 8 以降

Ethernet

任意のバージョン

Windows 8 以降

ちなみに本ブログでは、USB 2.0、USB 3.0、Ethernet での具体的な接続方法をご案内差し上げておりますので、上記表にて接続インターフェースを選択いただき、以下の記事にて具体的な接続方法をご確認いただければ幸いです。

USB 2.0:

USB 2.0 カーネル デバッグ 前編

USB 2.0 カーネル デバッグ 後編

USB 2.0 カーネル デバッグ その後

USB 3.0:

USB 3.0 カーネルデバッグ

Ethernet:

ネットワークケーブルを用いたカーネルデバッグ接続の設定手順

私の経験上、RS-232C のみだと通信速度的にデバッグが辛い場合もあるため、できれば IEEE1394 や USB 3.0、Ethernet での接続環境を用意しておきたいところですね。特にタイミングによって発生したりしなかったりする現象を調査する場合に、速度が速ければ早いほど有効な手段となりえます。

ではまたお会いいたしましょう!

WDK サポートチーム 石沢 望夢