Windows 2000 Professional 導入ガイド

第 1 章 - はじめに

Microsoft Windows 2000 Professional (以下 Windows 2000 Professional) へようこそ。Windows 2000 Professional は、企業や組織向けに開発された最先端のデスクトップ オペレーティング システムです。Windows 2000 は従来よりも高速なパフォーマンス、高い信頼性、高度なセキュリティ、そして管理しやすいデスクトップを実現します。ハードウェアやアプリケーションの幅広いサポートによって、Windows 2000 は最新のソフトウェアとハードウェアを活用できる最適なプラットフォームとなっています。

トピック

Windows 2000 Professional とは
関連情報について
初めて Windows をお使いになる方へ
既に Windows をお使いになっている方へ
Windows 2000 Professional の紹介

Windows 2000 Professional とは

Windows 2000 は今まで登場した Windows の中で最も管理しやすく、信頼性の高い、安全な Windows です。ハードウェア サポートの強化、およびソフトウェアの互換性の向上によって、Windows 2000 は従来よりも使いやすいものになっています。ネットワーク、印刷、ストレージの諸機能も拡張され、すばやくリソースを見つけて効率良く作業を行うことができます。

最新でありながら最も使いやすい Windows

Windows 2000 の使いやすさを実現しているのがデスクトップとウィンドウの機能拡張です。メニューやツールバーは自分の用途にあわせて自由にカスタマイズできます。Windows エクスプローラには、ファイルやフォルダに関する情報をより多く表示できるようになりました。たとえばサブネイル表示や暗号化などの情報を表示できます。拡張された検索機能を利用すれば、同じウィンドウの中で検索結果を参照して表示できます。[マイ ドキュメント] や [マイ ピクチャ] などのフォルダは、すべての作業内容をバックアップして復元するための場所として便利です。

また Windows エクスプローラでは、インターネットを手軽に体験でき、最新の Web ブラウズ機能を利用できます。たとえば、オートコンプリート機能により、インターネット アドレスや以前に表示したファイルが自動的に入力されます。接続に使用するプロキシ サーバーの検出や設定は、自動検出機能が代行します。

Windows 2000 には、数百種類の新しいプリンタやモデムなどのハードウェアに対応したドライバ群が付属しており、ハードウェアのインストールとセットアップが簡単に効率良く行えます。ハードウェアの設定を簡単にする新しいウィザードも追加されています。[ハードウェアの追加と削除ウィザード] は、新しいデバイスを自動的に検出して設定します。[プリンタの追加ウィザード] は、プリンタ設定の変更をアプリケーションの内部で実行できる便利なウィザードです。さらに Windows 2000 では印刷サポートが向上し、公開キー暗号化、インターネット プロトコル セキュリティ (IPSec) など、各種のスケーラブルなセキュリティ テクノロジを採用しており、一度ログオンするだけで Windows 2000 Server ネットワーク上のすべてのリソースを利用できます。

最新のインストール テクノロジを利用しているため、従来よりも信頼性の高い方法でプログラムのインストール、カスタマイズ、および削除が可能です。Windows インストーラを利用するとシステム ファイルの競合を回避でき、不完全なインストールの修復や、古いコンポーネントの更新、プログラムが残したレジストリ エントリなどのデータの削除などを行えます。

ディスク領域の割り当てをより効率的にするため、Windows 2000 では FAT (ファイル アロケーション テーブル) 32 ファイル システムがサポートされています。NTFS ファイル システムにはパフォーマンス上の機能拡張が多数加えられ、ユーザー単位でのディスク分配やファイル暗号化などの新機能も追加されています。

TCP/IP のスタック パフォーマンスの向上により、ネットワーク間の情報転送速度が向上し、トラフィック量が減少します。DHTML (Dynamic HyperText Markup Language) で記述されたファイルは、さらに高速にロードされます。非同期転送モード (ATM) を利用すれば、ケーブル モデムなどの最新の伝送技術を活用できます。

Windows 98 からさらに進歩

Windows 2000 には Windows 98 の主要な機能である ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) 電源管理、DirectX、Web 統合などが採用されています。Windows 2000 では、プラグ アンド プレイ、IEEE 1394、DVD、USB (Universal Serial Bus) などの各種規格もサポートされています。このため従来の Windows 98 と同じように、最新のハードウェアを簡単にインストールして使用できます。また、Windows 98 と同様に、Windows 2000 でも 1 台のコンピュータで複数のモニタを使用でき、作業空間を大幅に広げることができます。

Windows 2000 はかつてないほどの多数のアプリケーションとの互換性があり、以前のバージョンの Windows 用のソフトウェアや従来のハードウェアも引き続き利用できます。最高品質のハードウェア ドライバが使用されることを保証するため、テストを受けたドライバには Microsoft によるデジタル署名が付けられています。また Windows 2000 は、Windows DNA (Distributed interNet Applications) により開発された分散型プログラムをはじめとする新しいプログラムのニーズを支える上で、最も理想的な環境であるといえます。

TCO ( 所有者総コスト ) の軽減

Windows 2000 では、従来のバージョンの Windows に比べると TCO (所有者総コスト、パーソナル コンピュータ ネットワークの管理に伴うコスト) をかなり軽減できます。リモート インストール、ディスク イメージ化ツール、Windows 95 および Windows 98 からのアップグレードのサポート、無人セットアップ ツールなどを活用することで、管理者は Windows 2000 の展開を容易に進めることができ、時間や経費も節約できます。WSH (Windows Script Host) を使用すると、言語に依存しないスクリプトを記述して作業を自動化することもできます。Microsoft 管理コンソール (MMC) はいくつかの管理用プログラムを 1 つのインターフェイスとして整理統合するもので、ローカル コンピュータとリモート コンピュータの管理やサポートを行うために利用できます。

画期的な IntelliMirror テクノロジと Windows 2000 Server の強力な機能を利用して、管理者はデスクトップをリモートから簡単に管理できます。個々のユーザーの文書やシステム ファイル、管理設定などはサーバー上に格納されます。管理者は、あるコンピュータから別のコンピュータに Windows 2000 のインストール イメージをすばやく複製できます。

Windows 2000 でサポートされている Active Directory ディレクトリ サービスとそのグループ規則を使用すると、企業の規模にとらわれないデスクトップの集中的な管理が行えます。管理者はグループ規則を使用して、ソフトウェア アプリケーションを展開できます。プログラム管理ツールである WMI (Windows Management Instrumentation) のサポートにより、イベント報告に伴うコストが軽減し、デバイス ドライバの管理がさらに簡単になります。

また、Windows 2000 の拡張機能である Windows アップデート Web サイトを利用することで、Windows 2000 を常に最新に保つことができます。この Web サイトからは、ドライバやサービス パックなどのシステム拡張機能をダウンロードできます。

多言語サポート テクノロジにより、Windows 2000 でサポートされているすべての言語で、文書を表示、印刷、および共有することができます。1 つのバージョンの Windows 2000 Professional をグローバルに展開しても、各国のユーザーは自分が使用する言語で情報にアクセスできます。

関連情報について

Windows を新規にインストールする方、あるいは以前のバージョンからアップグレードする方も、次の参考資料を参考にしてオペレーティング システムに関する情報を参照してください。

Windows 2000 に付属されている参考資料

機能や手順に関する具体的な質問や一般的な情報については、次に示す参考資料を利用してください。これらはすべて Windows 2000 に付属しています。

Windows 2000 ヘルプ

「Windows 2000 ヘルプ」は Windows 2000 の使い方を知るための中心的な参考資料で、[スタート] ボタンから利用できます。ヘルプでは、プリンタのセットアップからインターネットへの接続にいたるまで、さまざまな作業の方法を説明しています。また、用語集のほか、キーボード ショートカット、トラブルシューティング、このマニュアルのバージョン情報、Web 上の参考資料へのリンクなども含まれています。

Windows 2000 ヘルプ」を開くには

  1. [スタート] ボタンをクリックします。

    pgs0101

  2. [スタート] メニューの [ヘルプ] をクリックします。

    「Windows 2000 ヘルプ」が表示されます。ここでは、[目次] タブに一覧表示されているトピックを参照したり、[キーワード] タブで語句を参照したり、[検索] タブを使ってテキストを検索したり、[お気に入り] タブを使って便利なトピックにしおりを付けたりできます。

また、ダイアログ ボックスでタイトル バーにある [?] ボタンをクリックしてからダイアログ ボックス内の調べたい部分をクリックすることで、ダイアログ ボックスに関する情報を見ることもできます。

ファースト ステップ ガイド オンライン ブック

このマニュアルの内容は 「Windows 2000 ヘルプ」でも利用できます。

『ファースト ステップ ガイド』を開くには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ヘルプ] をクリックします。

  2. [目次] タブで、[Windows 2000 Professional の紹介] をクリックしてから [ファースト ステップ ガイド オンライン ブック] をクリックします。

  3. 表示される手順に従います。

Readme ファイル

Readme ファイル は、このマニュアルおよび「Windows 2000 ヘルプ」の作成時点では不明だった最新の情報が記載されている補足文書です。次の Readme 文書が Windows 2000 の CD-ROM に収められています。

ファイル

内容

Read1st.txt

正常なインストールのために特に重要なインストール前の注意事項、およびハードウェアの競合とトラブルシューティングに関する情報

Readme.doc

Windows 2000 の補足情報

トラブルシューティング

問題が発生した場合に利用します。Windows 2000 には、コンピュータに関する一般的な問題を解決するのに役立つ幅広いトラブルシューティングが付属しています。たとえば、新しいプリンタのセットアップがうまくできない場合は、印刷のトラブルシューティングを参照してください。

Windows 2000 ヘルプ」のトラブルシュータを開くには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ヘルプ] をクリックします。

  2. [目次] タブで、[トラブルシューティングと保守] をクリックし、[Windows 2000 に関するトラブルシューティング] をクリックします。

その他の参考資料

Windows 2000 の詳細については、Microsoft が提供する次の参考資料を参照してください。

重要World Wide Web サイトにアクセスするにはコンピュータをインターネットに接続する必要があります。

詳細については、このマニュアルの「第 4 章 Windows の基礎」の「インターネットに接続する」を参照してください。

Microsoft 製品サポート サービス Web サイト

Windows 2000 に関する技術的な質問への答えを見つけるには、Microsoft 製品サポート サービス Web サイトを利用してください。質問内容を入力するだけで、問題を解決する可能性の最も高い情報が表示されます。たとえば、技術記事、[トラブルシューティング ウィザード]、ダウンロード可能なパッチやドライバなどが紹介されます。製品サポート サービスを利用するには、「Windows 2000 ヘルプ」の [Web ヘルプ] ボタンをクリックするか、または次の Microsoft 製品サポート サービス Web サイトにアクセスしてください。

http://support.microsoft.com/default.aspx?LN=JA

Windows アップデート Web サイト

Windows 2000 を利用するための登録が完了すると、Windows アップデートを使用して Windows 2000 を常に最新のものに保つことができるようになります。新しいシステム ファイルやドライバなどをダウンロードするには、次の Windows アップデート Web サイトにアクセスしてください。

http://windowsupdate.microsoft.com/

ソフトウェア互換性 Web サイト

Windows 2000 Professional と互換性があり、Windows 2000 Professional 用として認可された最新のプログラムの詳細については、次の Windows 2000 Web サイトを参照してください。

http://www2.2000dev.com/w2000/appscatalog/

ハードウェア互換性リスト

Windows 2000 Professional の CD-ROM に収められているハードウェア互換性リスト (HCL) ファイル (\Support\Hcl.txt) には、Windows 2000 と互換性のあるハードウェアの一覧が含まれています。このリストの最新版は次の Microsoft Web サイトで入手できます。

http://www.microsoft.com/japan/hwdq/hcl/

Microsoft Press 発刊の書籍およびキット

Microsoft Press より発刊されている書籍やキットは、ユーザー、技術者、ネットワーク管理者の方々に Microsoft 製品に関する情報を提供します。Windows 2000 教習用の書籍やキットの多くは、Microsoft Press を通じて利用できます。

詳細については、次の Microsoft Press オンライン Web サイトを参照してください。

http://www.microsoft.com/japan/learning/books/default.mspx

初めて Windows をお使いになる方へ

Windows をお使いになったことがない方でも簡単に使えます。次の図は、画面上に表示される "デスクトップ" と呼ばれる作業空間を示したものです。このデスクトップから、プログラムの起動、ファイルのコピー、ネットワークやインターネットへの接続、電子メールのブラウズなど、あらゆる作業をこなすことができます。デスクトップの表示は Windows 2000 をコンピュータにどのようにセットアップしたかによって異なります。

詳細については、このマニュアルの「第 4 章 Windows の基礎」の「デスクトップとは」を参照してください。

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メモ 初めてコンピュータをお使いになる方は、まず "マウス" の使い方に慣れることが必要です。マウスとは、画面上にふつう矢印で表示される "ポインタ (またはカーソル)" を制御するために手で操作する機器のことです。マウスを使用してポインタを項目の上に移動し、その項目に対して動作を実行します。マウスの主ボタンはふつうは左側のボタンです。

このマニュアル、および「Windows 2000 ヘルプ」では、マウスを使用して実行できる動作として、"クリック"、"ダブルクリック"、および "右クリック" という言葉を使用しています。"クリック" とは、マウスの主ボタンを 1 回押すことです。"ダブルクリック" とは、マウスの主ボタンを 2 回連続して押すことです。"右クリック" とは、マウスの副ボタンを 1 回押すことです。

「Windows 2000 ヘルプ」では、コンピュータや Windows を初めて使う方にとって参考になる注意事項や手順を参照できます。初めてお使いになる方は、まずヘルプの [Windows 2000 Professional の紹介] のトピックをご覧ください。

ヘルプ内の新しいユーザー情報を開くには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[ヘルプ] をクリックします。

  2. [目次] タブで [Windows 2000 Professional の紹介] をクリックします。

  3. [新規ユーザーのためのヒント] をクリックします。

既に Windows をお使いになっている方へ

既に Windows をお使いになっている方は、Windows 2000 Professional にスムーズに移行できるでしょう。以前のバージョンの Windows からアップグレードした場合、システムの設定、カスタマイズの設定、プログラムはそのまま残されます。Windows NT 3.51 からアップグレードした方は、画面や機能が大幅に変更されたと感じるかもしれません。デスクトップがプログラム マネージャの代わりとなり、プログラムやシステム ツールはすべて [スタート] メニューから利用できるようになっています。[マイ コンピュータ]、あるいは Windows エクスプローラを使用することで、コンピュータの中を自由に移動でき、デスクトップの一番下にある "タスクバー" を使用して、操作対象のウィンドウを簡単に切り替えることができます。

Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0 を既にお使いの方は、従来の機能の一部が変更されていることにすぐに気付かれるでしょう。ウィンドウのツールバーの表示や機能が変更され、Web へのアクセスがオペレーティング システム全体にわたって統合されています。デスクトップの拡張機能として、タスクバー上で便利に使用できるツールバーが追加され、[ネットワーク コンピュータ] に代わる [マイ ネットワーク]、および [マイ ドキュメント] の 2 つのアイコンが新しく追加されています。また Windows 2000 には、改良された Internet Explorer と、強力な電子メール プログラムである Outlook Express も付属してます。

Windows 2000 Professional の紹介

新機能や拡張機能によって、Windows 2000 は従来の Windows と比べて最も使いやすいものになっています。

このマニュアルで紹介している機能の詳細については、「Windows 2000 ヘルプ」を参照してください。

使いやすいデスクトップ

デスクトップ、ウィンドウ、および [スタート] メニューに変更が加えられ、従来の Windows よりも簡単に使用できます。

  • **使いやすいインターフェイス。**Windows 2000 Professional は、デスクトップの表示やデザインがさらに洗練されています。ウィンドウが改良され、コンピュータ上、ネットワーク上、あるいはインターネット上のどこにいても情報にすばやくアクセスできます。ウィザードも改良され、難しい作業もよりすばやく実行できます。最近使った項目だけが [スタート] メニューに表示されるため、画面上の乱雑さも少なくなっています。ダイアログ ボックスも改良され、語句を入力するときに自動的に入力を補助する機能や、最近使った一覧を表示する機能によって、設定の時間が省かれます。

  • **カスタマイズ可能なツールバー。**1 回のクリックでインターネットやデスクトップ、お気に入りのプログラムなどにアクセスできるカスタマイズ可能なツールバーを、タスクバーにいくつでも追加できます。たとえば、クイック起動ツールバーを使用して、[Internet Explorer] ウィンドウを開いたり、電子メールを読んだりできます。ボタンを自由に追加、削除したり、あるいは順序を変更したりして、自分にあった作業環境を作ってください。

  • [ デスクトップの表示 ] **ボタン。**タスクバーに新しく追加された [デスクトップの表示] ボタンを使うと、操作対象のウィンドウとデスクトップとを簡単に切り替えることができます。

  • [ マイ ドキュメント ] フォルダと [ マイ ピクチャ ] フォルダ。[マイ ドキュメント] フォルダは、個人用のファイルやフォルダを収めておく既定の場所として利用すると便利です。この中には [マイ ピクチャ] フォルダがあり、写真やスキャン イメージ、FAX、ビットマップなどを格納するとよいでしょう。

  • **多言語サポート。**インストールした Windows 2000 の言語バージョンに関係なく、サポートされているすべての言語を使用して、文書内容を記述、編集、表示、および印刷できます。Windows 2000 は、多言語情報の表示に必要なすべてのフォントや記号を検出してインストールします。

  • ユーザー補助ツール。[ユーザー補助の設定ウィザード] を使用すると、特定の用途や好みに応じて Windows のオプションを改良できます。画面の一部を拡大して表示を見やすくする拡大鏡は視覚障害のある方に便利です。音声合成テクノロジを使用するナレータは、画面の内容を音読します。スクリーン キーボードは、タイプ入力が困難な方でもマウスなどのポインティング デバイスやシングルスイッチ式の入力デバイスを使用して入力できるようにします。

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Web との統合

Windows 2000 にはインターネットが統合されているため、Web をブラウズするのと同じように簡単にコンピュータをブラウズできます。

  • Active Desktop ( アクティブ デスクトップ ) **。**Active Desktop・は、Windows のアイコンと HTML の要素の両方を表示できるカスタマイズ可能な作業空間です。また、Active Desktop は、告知や会議通知などの企業情報の投稿に使用することもできます。

  • **改良されたブラウズ機能。**Windows 2000 には、フォルダ、文書、Web サイトを移動するために使用する [進む] および [戻る] のツールバー ボタンが追加されています。1 つのインターフェイスで、ローカル コンピュータ、ネットワーク、イントラネット、およびインターネットのリソースを表示できます。シングルクリック オプションを使用すると、Web 上のリンクをクリックするのと同じように 1 回のクリックでファイルやフォルダをブラウズできます。

  • オフライン **ブラウズ。**インターネットからの切断と同時に、現在の Web ページを一時的にコンピュータに保存できます。そのページはいつでも好きなときに読むことができ、接続にかかる時間とコストを節約します。

  • Web **ページをウィンドウの背景にする機能。**Web ページやその他の HTML 文書を個人のウィンドウの背景として使用できます。

  • アドレス **バー。**アドレス バーにアドレスを入力することで、どのウィンドウからも、あるいはタスクバーからでも、インターネットやフォルダ、あるいはドライブに移動できます。アドレスの先頭部分を入力すると残りの部分が自動的に入力され、すばやくブラウズできます。

  • **オフライン表示。**Web ページをオフライン表示できるようにすることで、そのページを定期的に自動でダウンロードするよう Windows 2000 をスケジューリングできます。このようにすると直前に表示したページをいつでも好きなときにオフラインで表示できます。

  • ストリーミング **メディアをはじめとする最新技術。**Windows Media Player により Web 上で利用できる最先端のテクノロジ (生放送の "ストリーミング" メディアや ActiveX の完全サポートなどのインタラクティブなコンテンツなど) を体験できます。

最新のネットワーク接続

コンピュータをほかのコンピュータに接続するためのセットアップの手順が簡単になり、ネットワークはもちろん、インターネットへの接続も従来よりすばやく行えます。また Windows 2000 は、高速ネットワーク回線、Irda 接続、IP テクノロジなど最先端の機能もサポートしています。オフライン フォルダや同期化の機能により、現在使用中のネットワークのファイルやフォルダにいつでもアクセスできます。

  • [ ネットワークの接続ウィザード ] [ネットワークの接続ウィザード] は、ダイヤルアップ接続、仮想プライベート接続、ケーブル接続、着信接続などの接続の作成を支援します。

  • **接続別のプロトコルとサービス。**個々の接続ごとに必要なプロトコルとサービスを設定できるようになりました。より詳細な設定の制御、より簡明なパフォーマンス、より合理化されたセットアップを実現します。

  • [ インターネット接続ウィザード ] [インターネット接続ウィザード] は、インターネット サービス プロバイダのセットアップと必要なソフトウェアのインストールを支援します。

  • [ マイ ネットワーク ] フォルダ。[マイ ネットワーク] フォルダを使用すると、最近アクセスしたネットワーク リソースを表示したり、ネットワーク共有の愛称名を作成したりできます。ネットワーク ドライブのマップやショートカットの作成がすばやく行えるウィザードも利用できます。

  • **ファイルやフォルダのオフライン化。**ネットワークに接続していないときも、ネットワーク上のファイルやフォルダ、マップ先のネットワーク ドライブにアクセスできます。ネットワークに再接続するとファイルの同期がとられます。同期マネージャを使用すると、Web ページなどのオフライン ファイルをネットワーク接続の再確立時に自動的に更新するようにできます。

より強力な検索機能

コンピュータ上、ネットワーク上、あるいはインターネット上のどこからでも、必要なファイルや情報を簡単に探すことができます。

  • ネットワーク **リソースの探索。**Active Directory が動作しているネットワークにログオンすれば、使用するネットワーク リソースをすばやく見つけることができます。

  • **人物の検索。**人物検索機能を使用すると、ローカルの Windows アドレス帳だけでなく、Yahoo!、WhoWhere、Bigfoot などの Web ベースのディレクトリ サービスでも人物のアドレス情報を検索できます。

  • **インターネット上のコンテンツの検索。**ウィンドウの [検索] ボタンをクリックすると、Web ページと検索結果を同時に表示できます。Windows 2000 は複数の異なる検索エンジンを使用して最適な検索を実行します。

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コミュニケーションの新しい手段

Windows 2000 に組み込まれた新機能を利用すると、電子メール、ニュースグループ、FAX、電子会議、ビデオ、Web ページなどさまざまな方法を使って、インターネットでより簡単に情報を伝達できます。

  • Microsoft Outlook Express **。**電子メール プログラムとニュースリーダーの機能を持つ Outlook Express が Windows 2000 に付属しています。

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  • FAX **サービス。**デスクトップから直接 FAX の送受信、監視、および管理を行えるようにする FAX ツールが用意されています。独自の表紙をデザインしたり、受信した FAX を受信トレイやプリンタに転送したり、ある文書を FAX と電子メールの両方で同時に送信したりできます。

  • NetMeeting ( ネットミーティング ) **。**Microsoft NetMeeting を使用すると、インターネットを通じて参加者とリアルタイムで会議を開いたり、ある文書に対して共同で作業を行ったりできます。

  • Windows Media Player **。**Windows Media Player を使用すれば、単純なオーディオ システムから高度な対話型 Web ベース アプリケーションまで、生放送の "ストリーミング&quot マルチメディアをコンピュータで実現できます。

  • Microsoft **テレフォニー。**テレフォニーを使用すると、ネットワークやインターネットを経由して音声や動画のデータを送信でき、低コストでビデオ会議を実現できます。

印刷サポートの向上

Windows 2000 では、印刷が従来よりも簡単かつ柔軟に行えます。Windows 2000 では数百にのぼるプリンタのほか、無線の Irda 印刷もサポートされています。

  • インターネット上での印刷。[プリンタの追加ウィザード] を使用すれば、インターネットや企業イントラネットを経由してプリンタにアクセスできます。また、インターネット接続を通じて、Windows 2000 ネットワーク上のどのプリンタにも文書を送信できます。さらに、インターネット経由でプリンタ ドライバをインストールすることも、Web ブラウザで印刷状態を表示することも可能です。

  • Image Color Management 2.0 **。**従来よりもより高速で高い信頼性を保ちながら、高品質なカラー文書をコンピュータからプリンタまたは別のコンピュータに送信できるようになりました。新しいカラー プロファイルにより、ディスプレイ上の色とスキャナやプリンタ上の色とが一致するようになります。

  • **改良されたフォント。**Windows 2000 には新しい汎用フォント形式として、 TrueType と Type 1 フォント テクノロジを組み合わせた OpenType が付属しています。

最新のハードウェアの活用

Windows 2000 には、プリンタやモデムなどの新しいハードウェアに対応した数百ものドライバが付属しており、ハードウェアのインストールとセットアップが従来よりもずっと効率的に行えます。

  • [ ハードウェアの追加と削除ウィザード ] [ハードウェアの追加と削除ウィザード] により、デバイスの管理がより簡単に、より高速になります。ウィザードはハードウェアの検出と設定を自動的に行い、ハードウェアの追加や削除、取り外し、アップグレード、トラブルシューティングを安全に行えるよう支援します。

  • プラグ アンド **プレイ。**プラグ アンド プレイ テクノロジにより、新しいハードウェアの追加が簡単になります。プラグ アンド プレイ対応のハードウェアをインストールする場合は、それをコンピュータに取り付けるだけで済みます。後は Windows 2000 がデバイスを自動設定して必要なドライバをすべてインストールします。

  • Universal Serial Bus (USB) **。**ハードウェアを USB ポートに取り付けると、Windows 2000 は新しいデバイスを自動検出して必要なドライバをインストールします。コンピュータを再起動する必要はありません。

  • ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) **。**ACPI 準拠のコンピュータでは、Windows 2000 は自動的に最新の電源管理機能を使用します。ラップトップ コンピュータのドッキングやドッキング解除も再起動なしで行えます。OnNow 節電ユーティリティにより、ACPI 準拠のコンピュータを "休眠" 状態にし、キーボードを操作した時点で再びオンにできます。OnNow 機能によりドライブの消耗やノイズも緩和されます。

  • 新しいハードウェア **テクノロジのサポート。**Windows 2000 は、MMX、IEEE 1394、DirectX など、新しいハードウェア規格をサポートしています。DVD プレーヤーを使用すれば、ムービー 1 本分の情報など、CD よりもはるかに大容量の情報を格納できる DVD (高密度ディスク) を再生できます。

  • **マルチメディア。**Windows 2000 は、CAD (コンピュータ支援設計システム) や科学計算用アプリケーションなどで使用されている 3D グラフィック規格である OpenGL 仕様をサポートしています。

  • **複数台のディスプレイ。**ディスプレイを複数台追加してデスクトップのサイズを大きくすることができます。複数台のディスプレイを利用すると、一度に複数のアプリケーションで作業できるほか、ディスプレイごとに異なる表示設定にすることも可能です。

  • **イメージングおよびスキャニング。**カメラやスキャナも Windows 2000 に簡単にインストールできます。スキャナやカメラの機能を設定して、イメージをスキャンするときに使用するプログラムを自動的に起動するようにできます。

  • デバイス **マネージャ。**デバイス マネージャにより、コンピュータ上のデバイスやリソースの設定が容易に行え、管理に要する時間やコストが軽減します。

ストレージ、セキュリティ、および互換性の新機能

Windows 2000 のストレージ拡張機能とセキュリティ機能により、従来よりも情報の格納手段の選択肢が増え、Windows 95 および Windows 98 との互換性も高まりました。

  • Windows **バックアップ。**新しく追加された [バックアップ ウィザード] と[復元 ウィザード] により、データの保護が簡単になり信頼性も高まりました。テープ ドライブ、取り外し可能ディスク、書込み可能な CD、論理ドライブ、ネットワーク ドライブなど、さまざまなストレージ デバイスで Windows バックアップを使用できます。

  • FAT32 **のサポート。**ディスク領域の割り当てを効率良く行うとともに Windows 95 OSR2 以降のシステムとの互換性を保つため、Windows 2000 では FAT32 ファイル システムがサポートされています。FAT32 により、2 GB を超える容量のディスクを 1 つのドライブとしてフォーマットできます。

  • ディスクの最適化 ( デフラグ ) **。**ディスクの最適化 (デフラグ) プログラムを使用することでドライブのパフォーマンスを改善できます。Windows 2000 では、FAT、FAT32、NTFS の各ドライブについて最適化が可能です。

  • 最新の NTFS **。**新しいバージョンの NTFS では、多くの点でパフォーマンスの強化が図られているほか、ユーザー単位でのディスク配分機能、ファイルの暗号化機能、分散リンク追跡機能など、さまざまな新機能が追加されています。また、コンピュータを再起動せずにディスク領域を NTFS ボリュームに追加できます。

  • ユニバーサル ディスク **フォーマット。**Windows 2000 ではユニバーサル ディスク フォーマットが新たにサポートされています。ユニバーサル ディスク フォーマットは、DVD メディアと CD-ROM メディア間で情報を交換するために設計された新しいファイル システムです。

  • 暗号化ファイル **システム。**NTFS の機能拡張である暗号化ファイル システムは、公開キー テクノロジを使用してファイルやフォルダを暗号化します。個々のファイルやフォルダは簡単に暗号化または解読でき、データを盗み読みなどから保護するとともに、プライバシーの保護を可能にします。

パワー ユーザー、ネットワーク管理者、および開発者の方のための機能

Windows 2000 には、熟練したコンピュータ ユーザーやネットワーク管理者向けに提供された高度な機能が多数あります。新しく追加されたツールにより、管理作業が整理統合され、ユーザー情報の復元が可能になり、作業の効率化を図ることができます。

  • **管理ツール。**新しい [管理ツール] コントロール パネルは、主にローカル コンピュータやリモート コンピュータでの管理作業に使用するツールを整理統合します。

  • Microsoft 管理コンソール (MMC) **。**MMC は、Windows 2000 で利用できるすべての管理ツールを表示および使用するための共通の場所です。MMC の独自のツール設定は、ほかのユーザーがそれぞれのコンピュータで保存したり開いたりすることができます。必要なツールだけを表示するように MMC ウィンドウをカスタマイズすることもできます。

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  • IntelliMirror **。**IntelliMirror を使用すると、データの管理と復旧が従来よりも簡単かつ低コストで行えます。IntelliMirror は、重要度の高いファイル、管理上の規則、ユーザーのコンピュータ設定などを保護しながら、ワークステーションからネットワークに情報をバックアップします。この機能は、ハード ディスクに障害が発生した場合や、コンピュータを再設定しなければならなくなった場合、あるいはネットワーク管理者が自分の作業を行う際などに大変便利です。ネットワークに再接続するとネットワークとの間でファイルの同期がとられます。

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