Eseutil /C 復元モード

 

Eseutil 復元モードでは、オンライン バックアップから復元したデータベースに対してハード リカバリを実行し、Restore.env ファイルを参照できます。Restore.env ファイルは、オンライン バックアップの復元中に作成され、ハード リカバリ処理を制御します。Eseutil /C の実行の詳細については、「さまざまなシナリオで Eseutil /C (復元) を実行する方法」を参照してください。

"ハード リカバリ" という用語は、従来のオンライン ストリーミング バックアップのアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) を使用して復元されたデータベースへの、トランザクション ログ ファイルの再生を制御する処理を指します。この処理は、データベースのクラッシュ後やボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) バックアップ API を使用したデータベースの復元後に行われるトランザクション ログの再生とは異なります。

Exchange の従来のストリーミング オンライン バックアップ API を実装するバックアップ アプリケーションでは、ユーザー インターフェイス内で、最後のバックアップ セットが復元された後にハード リカバリを開始する設定が提供されます。Microsoft® Windows NT® NTBackup では、"最新のバックアップ セット" と呼ばれます。

バックアップ アプリケーションからハード リカバリを開始できない場合は、Eseutil を使用してコマンド ラインから手動でハード リカバリを実行してから、復元されるデータベースをマウントする必要があります。

note注 :
Restore.env ファイルが存在する場所から Eseutil 復元コマンドを実行する場合、コマンドの構文は非常に単純です。それ以外の場合は、スイッチにパス情報を追加する必要があります。このため、Eseutil のコマンドは Restore.env の場所から実行することを強くお勧めします。

詳細情報

データベースの回復の詳細については、Exchange データベースの回復についてのページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=67227) を参照してください (このサイトは英語の場合があります)。

詳細については、「Exchange Server データベース ユーティリティ ガイド」の以下のトピックを参照してください。