レポートの組み込み関数 (Visual Studio レポート デザイナ)
ReportViewer には、レポートの式で使用できる各種関数が組み込まれています。組み込み関数は、クライアント レポート定義 (.rdlc) ファイル、および SQL Server 2005 Reporting Services レポート サーバーで処理されるレポート定義 (.rdl) ファイルに含める式で使用できます。組み込み関数は、ReportViewer コントロールと Reporting Services でサポートされます。
これらの関数は集計関数とその他の関数の 2 つのカテゴリに分類されます。データ集計の例としては、特定のフィールドの合計値の算出に Sum を使用する場合があります。集計関数は、すべてのレポート アイテムの式に使用できます。
組み込み関数の他に、Visual Basic の関数を使用した式もレポートに含めることができます。Visual Basic の関数の詳細については、「関数 (Visual Basic)」を参照してください。
その他の関数
次の表は、式に使用できる一般的な関数を示しています。
関数 | 説明 |
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アイテムの現在のインスタンスが、指定したスコープ内にあるかどうかを示します。 |
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再帰型階層の現在の深さのレベルを返します。 |
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指定されたスコープから 1 つ前のインスタンスを返します。 |
標準の集計
次の表は、式に使用できる標準的な集計関数を示しています。
関数 | 説明 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の平均を返します。 |
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指定された式の値の数を返します。 |
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指定された式の値が全部で何種類あるかを返します。 |
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指定されたスコープ内の行数を返します。 |
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指定された式の最初の値を返します。 |
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指定された式の最後の値を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の中で最大の値を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の中で最小の値を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の標準偏差を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の母標準偏差を返します。 |
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指定された式の値の合計を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の分散を返します。 |
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指定された式の NULL 以外のすべての値の母集団に対する分散を返します。 |
実行中の集計
次の表は、式に使用できる実行中の集計関数を示しています。
関数 | 説明 |
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指定されたスコープ内にある、実行中のすべての行数を返します。 |
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指定された関数を使用して、指定された式の実行中の集計を返します。 |
カスタムの集計
次の表は、カスタム集計関数を示しています。
関数 | 説明 |
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データ プロバイダの定義に従い、指定された式のカスタム集計を返します。 |
スコープ
集計関数では、その集計関数を実行するスコープの定義に Scope パラメータが使用されます。有効なスコープは、グループ、データセット、またはデータ領域の名前です。スコープとして使用できるのは、直接的あるいは間接的に式を含んだグループまたはデータ領域だけです。データ領域内の式では、すべての集計関数で Scope を省略できます。Scope パラメータを省略した場合、集計のスコープは、レポート アイテムが含まれる最も内側のデータ領域またはグループになります。Nothing をスコープに指定すると、レポート アイテムが含まれる最も外側のデータ領域が集計のスコープになります。
データ領域外の式の場合、Scope はデータ テーブルかビジネス オブジェクトを指します。レポートに複数のデータセットがある場合は、Scope を指定する必要があります。レポートにデータセットが 1 つしかなく、Scope が省略された場合、スコープはデータセットに設定されます。Nothing キーワードは、データ領域外のレポート アイテムには指定できません。
ページ ヘッダーやページ フッターで Scope パラメータを使用することはできません。
参照
概念
レポートのデータ ソースの作成
レポートでの式の使用 (Visual Studio レポート デザイナ)
ReportViewer コントロール (Visual Studio)
レポートの概要 (Visual Studio)