方法: テスト ランナーを使用してバグを送信する

テスト対象のアプリケーションで手動テストを実行し、問題が見つかった場合は、Visual Studio に切り替えることなくテスト ランナーからバグを直接送信できます。 この方法でバグを送信すると、テストおよびテスト環境に関する情報が自動的にバグに追加されます。 テストの実行中に追加の問題が見つかった場合、既存のバグを更新することもできます。 詳細については、「方法: テスト ランナーの使用中に既存のバグを更新する」を参照してください。

注意

また、バグと共に送信できる手動テストのテスト ランナー レコードを追加することもできます。 これにより、バグが、修正するユーザーにとって使いやすくなります。 記録の詳細については、「手動テストの記録と再生」を参照してください。

特定のテストを実行していないときにバグを見つけた場合は、Microsoft テスト マネージャー からバグを送信できます。 たとえば、アドホック テストを実行してバグを検出したり、テスト中のアプリケーションに関するディスカッションで不適切な動作に気付いたりすることがあります。 詳細については、「方法: Microsoft テスト マネージャーを使用してバグを送信する」を参照してください。

注意

Microsoft テスト マネージャー でバグを作成した場合、情報が自動的にバグに追加されることはありません。 バグを再作成するには、システム情報とステップを手動で入力する必要があります。

テスト ランナーでのバグの送信

テスト ランナーからバグを送信するには

  1. テスト マネージャー で、テストの実行を開始します。 詳細については、「方法: 手動テストを実行する」を参照してください。

  2. テスト ケースを実行しながら、必要に応じて、ステップを成功としてマークします。

  3. アプリケーションの問題が見つかった場合は、その問題が見つかったテスト ステップを失敗としてマークします。

  4. (省略可能) 失敗したテスト ステップについてのコメントを入力するには

    注意

    ツール バーの [ステップの結果へのコメントの追加] を使用して、テスト ステップ全体についてのコメントを追加することもできます。 詳細については、「方法: テストの実行中にコメントを追加する」を参照してください。

  5. (省略可能) 定義できる四角形領域、テスト中のアプリケーションに関連付けられている特定のウィンドウ、または画面全体のスクリーン ショットを撮る場合は、ツール バーの [キャプチャ] の横の矢印をクリックし、[四角形キャプチャのスクリーン ショット][全画面キャプチャのスクリーン ショット]、または [ウィンドウ キャプチャのスクリーン ショット] をクリックします。

    ウィンドウは、拡張子 .png のイメージ ファイルに保存されます。 これは、テスト ステップの一部として表示されます。 このイメージに注釈を付けるには、.png ファイルをダブルクリックして開きます。 これに注釈を付けて保存できます。 詳細については、「方法: テストの実行中にスクリーン ショットをキャプチャする」を参照してください。

    注意

    テスト中にデスクトップ セッションのビデオ記録を作成することもできます。 この記録は、テスト結果と共に .wmv ファイルとしてアタッチされます。 この記録は、バグが発見されたときの状況を開発者が確認する場合に役に立ちます。 ビデオ記録を作成する方法の詳細については、「方法: テストの設定を使用してテストを実行するときにデスクトップのビデオを記録する」を参照してください。

  6. (省略可能) 懸案事項に関連する追加情報を示すファイルをアタッチできます。 ツール バーの [ステップの結果に添付ファイルを追加します] をクリックします。

  7. バグが発生したテスト ステップを選択し、ツール バーの [バグの作成] アイコンをクリックします。

    注意

    バグが特定のテスト ステップに関連しているか、バグが特定のテスト ステップで見つかったか、またはテスト ステップが失敗したかどうかにかかわらず、テストの実行中にいつでもバグを送信できます。

    注意

    探索的テストを実行する場合は、[調査用バグの作成] をクリックします。 詳細については、「方法: テスト ランナーを使用して調査用バグを送信する」を参照してください。

    [新しいバグ] ダイアログ ボックスが表示されます。

    注意

    ツール バーの [バグの作成] アイコンの横にある矢印をクリックし、[既存のバグの更新] をクリックすることにより、既存のバグに懸案事項を追加することもできます。 詳細については、「方法: テスト ランナーの使用中に既存のバグを更新する」を参照してください。

  8. [タイトル] ボックスに適切なタイトルを入力します。

  9. [履歴] で、バグに特有のコメントを追加します。

  10. (省略可能) 自動的に追加されたテスト ステップおよび詳細な操作を確認する場合は、[詳細] タブをクリックします。

  11. (省略可能) 入力データ、予期された結果と実際の結果、コメント、および特定のテスト ステップに追加された添付ファイルを確認する場合は、バグを追加したテスト ステップを見つけます。

    注意

    必要に応じて、これらのテスト ステップ、予期された結果、およびコメントを編集できます。

  12. (省略可能) テストに使用したコンピューターについて自動的に追加されたシステム情報を確認する場合は、[システム情報] タブをクリックします。

  13. (省略可能) リンクとして追加されたテスト結果の添付ファイルを確認するには、[すべてのリンク] タブをクリックします。 これには、診断トレース データが含まれます。 詳細については、「方法: 診断トレース データと共にバグを送信する」を参照してください。

  14. (省略可能) 優先度を更新する場合は、[優先度] の横にある下向き矢印をクリックします。

  15. (省略可能) 重要度を更新する場合は、[重要度] の横にある下向き矢印をクリックします。

  16. バグを保存するには、[保存して閉じる] をクリックします。

  17. [再開] をクリックしてテストを続行します。

    見つかったバグに応じて、テストを終了してブロックとしてマークするか、テストを続行するかを選ぶことができます。

参照

処理手順

方法: テスト ランナーの使用中に既存のバグを更新する

方法: Microsoft テスト マネージャーを使用してバグを送信する

方法: テストの設定を使用してテストを実行するときにデスクトップのビデオを記録する

方法: テストの実行中にスクリーン ショットをキャプチャする

方法: テストの実行中にファイルを添付する

概念

テスト ランナーを使用した手動テストの実行

その他の技術情報

方法: テスト ランナーを使用して調査用バグを送信する

診断トレース データへの再現が困難なバグの組み込み