テスト ランナーを使用した手動テストの実行

手動テストのアーキテクチャ

Microsoft テスト マネージャー を使用して作成した手動テスト ケースは、テスト計画内に含まれるテスト スイート内に含められます。 テスト計画では、テスト スイート内の各テストが 1 つまたは複数のテスト構成に関連付けられます。 詳細については、「テスト計画の使用によるテスト作業の定義」を参照してください。

テスト計画のコンポーネント

手動テストの実行

特定のテストを実行するたびにテスト結果が記録されます。 必要に応じて、手動テストを実行するときに、ドキュメントとスクリーンショットをテストにアタッチできます。 添付ファイルは、テスト結果と共に保存されます。 添付ファイルには、手動テストの実行時にバグを送信する必要があることがわかった場合に、他のチーム メンバーにとって有益な情報が記載されます。 テストを実行するには、実行するテスト計画内のテストを選択する必要があります。 テスト スイート全体を実行する必要がある場合もあります。

また、操作の記録を作成して、各テスト ステップの手動テストで実行する操作を記録することもできます。 この操作の記録を使用して操作を再生すると、手動テストを高速に実行できます。

主なタスク

テストを実行するときに役立つトピックを次に示します。

タスク	関連するトピック
テスト スイート用の手動テスト ケースを作成する: 手動テストを実行する前に、まず手動テストを作成する必要があります。 手動テスト ケースは、テスト計画のテスト スイート内に作成できます。 テスト スイートは、どの必要条件に基づいても作成できます。 クエリに基づいてテスト スイートを作成することもでき、そのクエリによって返される、作成したすべてのテスト ケースがスイートに追加されます。	方法: 手動テスト ケースを作成する
手動テストを実行する: 手動テストを作成したら、テスト ランナーを使用して Microsoft テスト マネージャー から実行できます。 テストの設定を使用して手動テストを実行するときに収集する、データと診断を指定できます。 物理環境または仮想環境を使用して、アプリケーションのバックエンド層に存在するデータと診断を収集することもできます。	方法: 手動テストを実行する テスト コンピューターでのテストの実行またはデータの収集の設定 手動テストのテスト設定の作成 方法: 仮想環境を使用して手動テストを実行し、再現可能なバグを作成する
テストの操作を記録して後で再生することで、手動テストを高速に実行する: 操作の記録を使用して、手動テストの操作を記録し、後で再生できます。	手動テストの記録と再生
テスト スイートに含まれている複数のテストを実行する: 必要に応じて、Microsoft テスト マネージャー で複数のテストを選択し、複数のテストを実行できます。	方法: テスト スイートで複数の手動テストを実行する
パラメーターを使用して複数回実行されるテストを実行する: 異なるデータを使用して手動テスト ケースを複数回実行する場合でも、テスト ケースのコピーを複数作成する必要はありません。 テスト ケースの任意のテスト ステップについて、操作または期待される結果にパラメーターを追加できます。 さらに、テストで使用するパラメーターの複数の値セットを追加できます。 パラメーターのそれぞれの値セットは、テスト ランナーを使用したときに、テストの個別のイテレーションとして実行されます。 テストを実行するときに各パラメーターの値をコピーし、テスト対象のアプリケーションの入力フィールドに値を貼り付けることができます。	方法: 手動テスト ケースにパラメーターを追加して、異なるデータで複数回実行する 方法: 異なるデータ パラメーターを使用してテストの複数のイテレーションを実行する
共有ステップが含まれるテストを実行する: テスト スイート内の異なる手動テスト ケースすべてに、同じ一連のテスト ステップが含まれている場合は、共有ステップを作成して使用できます。 共有ステップを使用する主な利点は、共有ステップを更新すると、共有ステップが含まれるすべてのテスト ケースのステップが更新されることです。	方法: 共有ステップを使用してテスト ケースの共通のステップを共有する 方法: テストの実行中に共有ステップを使用する
コメント、ドキュメント、スクリーン ショット、リンクを仮想環境にアタッチして、手動テストの実行時にバグを送信する: ドキュメントをアタッチして手動テストの実行時にバグを送信することで、他のチーム メンバーのためにテスト結果に評価を付加できます。 Visual Studio Lab Management を使用している場合は、仮想環境のスナップショットを取得し、そのスナップショットへのリンクをバグまたはテスト結果にアタッチできます。	方法: テストの実行中にコメントを追加する 方法: テストの実行中にファイルを添付する 方法: テストの実行中にスクリーン ショットをキャプチャする 方法: テスト ランナーを使用してバグを送信する 方法: テスト ランナーを使用して調査用バグを送信する 方法: テスト ランナーの使用中に既存のバグを更新する 方法: 仮想環境を使用して手動テストを実行し、再現可能なバグを作成する
手動テストのビデオ記録を作成して後で再生する、またはバグに含める: テストの実行時に、テスト セッションのビデオ記録を追加して他のチーム メンバーが参照できるようにすると、問題の解決に役立つことがあります。	方法: テストの設定を使用してテストを実行するときにデスクトップのビデオを記録する
手動テストをリセットして再実行する: 必要に応じて、テスト ランナーで現在実行しているテストをリセットし、テストをもう一度やり直すことができます。 さらに、テストを再度実行する場合は、Microsoft テスト マネージャーで完了して保存したテストをリセットすることもできます。	方法: 手動テストをリセットする

関連するタスク

テスト スイートを使用したテスト ケースの整理

テスト計画で複数のテストをテスト スイートの階層構造にまとめて、テスト ケースをグループ化できます。

Microsoft テスト マネージャーのキーボード ショートカット

テスト ランナーを使用することで、手動テストをすばやく実行するためのショートカット キーを使用できます。

参照

概念

テストの実行