Share via


CStatusBar クラス

テキスト出力用のペインまたは "インジケーター" の行を持つコントロール バーです。

class CStatusBar : public CControlBar

解説

通常、出力用のペインはメッセージ ラインやステータス インジケーターとして使われます。 たとえば、選択されたメニュー コマンドを簡単に説明するメニュー ヘルプ メッセージ行、ScrollLock キーや NumLock キーなどのキーのステータスを示すインジケーターがあります。

MFC 4.0 の新しいメンバー関数 CStatusBar::GetStatusBarCtrl を使って、ステータス バーのカスタマイズや機能の追加をサポートする Windows コモン コントロールを利用できます。 CStatusBar メンバー関数には、Windows コモン コントロールの機能のほとんどが用意されています。さらに GetStatusBarCtrl を呼び出すと、Windows 95/98 のステータス バーより充実した特性のステータス バーも使用できるようになります。 GetStatusBarCtrl を呼び出すと、CStatusBarCtrl オブジェクトへの参照が返されます。 Windows コモン コントロールを使ったツール バーのデザインの詳細については、「CStatusBarCtrl クラス」を参照してください。 コモン コントロール全般の説明は、Windows SDK の「Common Controls」を参照してください。

フレームワークは、左端のインジケーターから順に 0 の位置からインジケーターの情報を配列に格納します。 ステータス バーを作成するときは、フレームワークが対応するインジケーターに関連付ける文字列 ID の配列を使います。 文字列 ID またはインデックスのどちらを使ってもインジケーターにアクセスできます。

既定では、最初の指針は「弾性」です。右揃え、その他のウィンドウになるように他のインジケーター ペインでは、使用されないステータス バーの長さが占有になります。

ステータス バーは次の手順で作成します。

  1. CStatusBar オブジェクトを構築します。

  2. Create (または CreateEx) 関数を呼び出してステータス バー ウィンドウを作成し、それを CStatusBar オブジェクトに関連付けます。

  3. SetIndicators を呼び出して各インジケーターに文字列 ID を関連付けます。

ステータス バーのペインのテキストを更新する方法は 3 とおりあります。

  1. CWnd::SetWindowText を使って、ペイン 0 のテキストだけを更新します。

  2. ステータス バーの ON_UPDATE_COMMAND_UI ハンドラー内で CCmdUI::SetText 関数を呼び出します。

  3. SetPaneText 関数を使って任意のペインのテキストを更新します。

SetPaneStyle を呼び出して、ステータス バーのペインのスタイルを更新します。

使用しての詳細についてはCStatusBar、記事を参照してくださいmfc ステータス バーの実装テクニカル ノート 31:コントロール バー

必要条件

**ヘッダー:**afxext.h

参照

処理手順

CTRLBARS サンプル:カスタム コントロール バーを示します

DLGCBR32 サンプル:ダイアログ ボックスへのツールバーとステータス バーの追加を示します

参照

CControlBar クラス

階層図

CStatusBarCtrl クラス

CControlBar クラス

CWnd::SetWindowText

CStatusBar::SetIndicators

その他の技術情報

CStatusBar のメンバー