CommandTimeout プロパティ (ADO)

試行を終了してエラーを生成するまでの、コマンド実行中の待機時間を示します。

設定と戻り値

コマンド実行の待機時間 (秒) を示す Long 値を設定または返却します。 既定値は 30 です。

注釈

Connection オブジェクトまたは Command オブジェクトの CommandTimeout プロパティを使用して、ネットワーク トラフィックまたはサーバー多用からの遅延ために Execute メソッド呼び出しを取り消せるようにします。 コマンドの実行が完了する前に CommandTimeout プロパティに設定された間隔が経過すると、エラーが発生し、ADO によってコマンドが取り消されます。 プロパティを 0 に設定すると、ADO は実行が完了するまで無期限に待機します。 コードを記述するプロバイダーとデータ ソースが CommandTimeout 機能をサポートしていることを確認します。

Connection オブジェクトの CommandTimeout 設定は、同じ接続上の Command オブジェクトの CommandTimeout 設定には影響しません。つまり、Command オブジェクトの CommandTimeout プロパティは、Connection オブジェクトの CommandTimeout 値の値を継承しません。

Connection オブジェクトでは、接続を開いた後も CommandTimeout プロパティは読み取り/書き込みのままです。

適用対象

Command オブジェクト (ADO)

Connection オブジェクト (ADO)

参照

ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction のプロパティの例 (VB)
ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction プロパティの例 (VC++)
ActiveConnection、CommandText、CommandTimeout、CommandType、Size、および Direction プロパティの例 (JScript)
ConnectionTimeout プロパティ (ADO)