システム要件
Xamarin 製品は、iOS または Android をターゲットとする際に Apple および Google のプラットフォーム SDK に依存するため、システム要件を合わせる必要があります。 このページでは、Xamarin プラットフォームのシステムの互換性と、推奨される開発環境および SDK バージョンについて概説します。
ソフトウェアと必要な SDK の取得の詳細については、「インストール手順」を参照してください。
開発環境
この表は、さまざまな開発ツールとオペレーティング システムを組み合わせてビルドできるプラットフォームを示しています。
| macOS | Windows | |
|---|---|---|
| 開発環境 | Visual Studio for Mac | Visual Studio |
| Xamarin.iOS | はい | はい (Mac コンピューター) |
| Xamarin.Android | はい | はい |
| Xamarin.Forms ^ | iOS と Android | Android、Windows/UWP (Mac コンピューターでの iOS) |
| Xamarin.Mac | はい | プロジェクトを開いて、コンパイルのみを行う |
^ 他のプラットフォームも使用できます。
Note
Windows コンピューターの iOS 用に開発するには、リモート コンパイルおよびデバッグのために、ネットワークから Mac コンピューターにアクセスできる必要があります。 これは、Mac コンピューター上の Windows VM 内で Visual Studio が実行されている場合にも当てはまります。
macOS の要件
Xamarin の開発に Mac コンピューターを使用するには、次のソフトウェア/SDK バージョンが必要です。 オペレーティング システムのバージョンを確認し、Xamarin インストーラーの指示に従ってください。
| 推奨 | Notes | |
|---|---|---|
| オペレーティング システム | macOS Mojave (10.14) | Xcode 10 では、macOS High Sierra (10.13) 以降が必要です。 |
| Xamarin.iOS | iOS 12 SDK | iOS 12 SDK は Xcode 10 に付属しています。 |
| Xamarin.Android | Android 6.0 / API レベル 23 | 最新の SDK を使用する場合でも古い Android バージョンをターゲットにすることができます。また、必要に応じて、古いバージョンの SDK に対してビルドすることもできます。 |
| Xamarin.Forms |
|
|
| Xamarin.Mac | macOS Mojave (10.14) SDK | macOS Mojave (10.14) SDK は Xcode 10 に付属しており、最新の macOS API を使用しているアプリをビルドするために必要となります。 |
Note
Xcode は developer.apple.com または Mac App Store でインストール (および更新) できます。
macOS でのテストとデバッグ
- Xamarin モバイル アプリケーションを USB 経由で物理デバイスに展開し、テストおよびデバッグを行うことができます (Apple Watch アプリは対応する iPhone に最初に展開されます)。
- Xamarin.Mac アプリは、開発用コンピューターで直接テストすることができます。
| テストに関する注意事項 | |
|---|---|
| Xamarin.iOS |
|
| Xamarin.Android | この手順に従ってデバイスを構成します。または、エミュレーターを使用します。
|
| Xamarin.Forms | iOS および Android 用の Xamarin.Forms アプリは、前述のように関連するプラットフォームに展開できます。 |
| Xamarin.Mac | Xamarin.Mac アプリは、開発用コンピューターで直接テストすることができます。 |
警告
Xamarin.Mac 4.8 では、macOS 10.9 (Mavericks) 以降のみがサポートされます。 以前のバージョンの Xamarin.Mac では macOS 10.7 以降をサポートしていましたが、これらの古い macOS バージョンは TLS 1.2 をサポートするための十分な TLS インフラストラクチャがありませんでした。 macOS 10.7 または macOS 10.8 をターゲットにするには、Xamarin.Mac 4.6 以前を使用してください。
Windows の要件
Xamarin の開発に Windows コンピューターを使用するには、次のソフトウェア/SDK バージョンが必要です。 オペレーティング システムのバージョンを確認してください (さらに、Express バージョンの Visual Studio を使用していないことを確認します。使用している場合は、Community エディションへの更新を検討してください)。 Visual Studio 2019 および Visual Studio 2017 のインストーラーには、Xamarin を自動的にインストールするオプションが含まれています (.NET によるモバイル開発ワークロード)。
| 推奨 | Notes | |
|---|---|---|
| オペレーティング システム | Windows 10 | オペレーティング システムの最小バージョンは、Windows 7 です。 Xamarin.Forms UWP のサポートには、Windows 10 が必要です。 |
| Xamarin.iOS | iOS 10 SDK (Mac にインストール) | Windows で iOS プロジェクトをビルドするには、以下が必要です。
|
| Xamarin.Android | Android 6.0 / API レベル 23 | 最新の SDK を使用する場合でも古い Android バージョンをターゲットにすることができます。また、必要に応じて、古いバージョンの SDK に対してビルドすることもできます。 |
| Xamarin.Forms |
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| Xamarin.Mac | Xamarin.Mac プロジェクト (macOS デスクトップ アプリ) は、Visual Studio で開き、エラーの確認のためにコンパイルできますが、Mac アプリケーションは現在、Visual Studio での配布用にビルドできません。 |
Note
- Xamarin for Visual Studio では、Visual Studio 2019 または Visual Studio 2017 (Community、Professional、および Enterprise) がサポートされています。
- 最新バージョンの Android および iOS SDK を使用するには、最新バージョンの Visual Studio が必要です。 特定のバージョン要件については、Xamarin.Android のリリース ノートと Xamarin.iOS のリリース ノートを参照してください。
- ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) 用に Xamarin.Forms アプリを開発するには、Visual Studio 2017 がインストールされている Windows 10 が必要です。 Visual Studio 2019 をお勧めします。
Windows でのテストとデバッグ
Xamarin モバイル アプリケーションを USB 経由またはワイヤレスで物理デバイスに展開し、テストおよびデバッグを行うことができます (iOS デバイスは、Visual Studio を実行しているコンピューターではなく、Mac コンピューターに接続する必要があります)。
| テストに関する注意事項 | |
|---|---|
| Xamarin.iOS |
|
| Xamarin.Android | この手順に従ってデバイスを構成します。または、以下のエミュレーターを使用します。
|
| Xamarin.Forms | Xamarin.Forms アプリは、前述のように関連するデバイスとエミュレーターに展開できます。 iOS アプリは、接続された Mac ハードウェアを介してのみテスト可能です。UWP 用の Windows タブレット/デスクトップ アプリは、開発用コンピューター上で直接テストできます。 |
インストール手順
macOS 用の最新の Xamarin リリースは、Visual Studio for Mac でダウンロードできます。 Windows の場合は、Visual Studio のインストール手順に従ってください。
現在の製品リリースの完全なリストは、新着情報のページで確認できます。 このページは、リリース ノートにもリンクしています。
各プラットフォームの特定のインストール手順については、以下を参照してください。
Xamarin.Forms でサポートされているプラットフォームに関する追加情報もあります。