App Service では、サポートされているアプリケーション スタック向けに Web アプリを Linux 上でネイティブにホストすることもできます。 また、カスタム Linux コンテナーを実行することもできます (Web App for Containers とも呼ばれます)。
組み込みの言語とフレームワーク
App Service on Linux は、さまざまな言語固有の組み込みイメージをサポートしています。 コードをデプロイするだけで済みます。
サポートされている言語には、.NET Core、Java (Tomcat、JBoss EAP、または埋め込み Web サーバーを備えた Java SE)、Node.js、Python、PHP が含まれます。
az webapp list-runtimes --os linux を実行して、最新の言語とサポートされているバージョンを表示します。 アプリケーションに必要なランタイムが組み込みイメージでサポートされていない場合、カスタム コンテナーを使用してデプロイできます。
古くなったランタイムは、ポータルの Web Apps の [作成] および [構成] ブレードから定期的に削除されます。 これらのランタイムは、管理している組織によって非推奨とされたり、重大な脆弱性を持つことが判明すると、ポータルに表示されなくなります。 これらの選択肢は、最もうまく動作する最新のランタイムへと利用者を誘導するために非表示となります。
古くなったランタイムがポータルで非表示になっても、そのバージョンを使用している既存のサイトはすべて引き続き実行されます。 ランタイムが App Service プラットフォームから完全に削除される場合、Azure サブスクリプションの所有者は、削除前に電子メール通知を受け取ります。
ポータルに表示されなくなった古いランタイム バージョンを使用して別の Web アプリを作成する必要がある場合は、言語構成ガイドを参照して、使用中のサイトのランタイム バージョンを取得する方法に関する手順を確認してください。 Azure CLI を使用すると、同じランタイムを使用して別のサイトを作成できます。 あるいは、ポータルの Web アプリ ブレード上の [テンプレートのエクスポート] ボタンを使用して、サイトの ARM テンプレートをエクスポートすることもできます。 このテンプレートを再利用して、同じランタイムと構成で新しいサイトをデプロイできます。
App Service Environment は、App Service アプリを大規模かつ安全に実行するための完全に分離された専用の環境を提供する、Azure App Service の機能です。 サポート インフラストラクチャが共有される App Service オファリングとは異なり、App Service Environment では、コンピューティングは各利用者専用となります。 App Service Environment と App Service の違いの詳細については、その比較に関する記事を参照してください。