WDM ビデオ キャプチャ フィルタ
WDM ビデオ キャプチャ フィルタは、Windows Driver Model (WDM) ドライバを使うアナログ キャプチャ デバイスを制御する。
このフィルタは実際にはカーネルモード KsProxy プラグインであり、(アナログ ビデオ デコーダとも呼ばれる) アナログ キャプチャ デバイスを制御する WDM ドライバのプロパティ ページと COM インターフェイスを提供する。アプリケーションはこれをフィルタとして取り扱うことができる。このフィルタをフィルタ グラフに追加するには、System Device Enumerator を使う。列挙子は、このプラグインを使う各デバイスに対する一意のモニカを返す。詳細は、「デバイスとフィルタの列挙」と「ハードウェア デバイスがフィルタ グラフに参加する方法」を参照すること。KSProxy をベースにした他のフィルタと同様、フィルタのフレンドリ名は、その下のドライバに依存する。
WDM ビデオ キャプチャ フィルタを通して公開されるデバイスの中には、以下に挙げるすべてのインターフェイスを実装しないものもある。アプリケーションは、QueryInterface を使って、どのデバイスがどのインターフェイスをサポートしているかを調べることができる。
フィルタ インターフェイス | デバイスの WDM ドライバは、次の 1 つまたは複数のインターフェイスをサポートしている場合がある。IAMAnalogVideoDecoder、IAMCameraControl、IAMDroppedFrames、IAMExtDevice、IAMExtTransport、IAMFilterMiscFlags、IAMTimecodeReader、IAMVideoCompression、IAMVideoControl、IAMVideoProcAmp、IBaseFilter、IKsPropertySet、IMediaSeeking、IReferenceClock、ISpecifyPropertyPages |
入力ピン メディア タイプ | ドライバに依存する。 |
入力ピン インターフェイス | ドライバに依存する。 |
出力ピン メディア タイプ | ドライバに依存する。 |
出力ピン インターフェイス | ドライバは、次の 1 つまたは複数のインターフェイスをサポートしている場合がある。
IAMBufferNegotiation、IAMStreamConfig、IAMStreamControl、IKsPin、IKsPropertySet、IStreamBuilder、IMediaSeeking、IPin、IQualityControl、ISpecifyPropertyPages |
フィルタ CLSID | 該当なし。 |
プロパティ ページ CLSID | ドライバに依存する。 |
プラグイン実行モジュール | kswdmcap.ax |
メリット | ドライバに依存する。 |
フィルタ カテゴリ | CLSID_VideoInputDeviceCategory |
参照