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ドリルスルー レポートの追加 (レポート ビルダ 2.0)

ユーザーがあるレポートのリンクをクリックして別のレポートを表示できるようにするには、ドリルスルー レポートを使用します。たとえば、売り上げ要約レポートの販売注文番号をクリックすると、各販売注文の詳細を表示する別のレポートが開くようにすることができます。

注意注意

レポート ビルダ 2.0 では、レポート サーバー上のレポートへのリンクのみがサポートされます。メイン レポートのドリルスルー リンクをクリックしたときに開くドリルスルー レポートを表示するには、レポート サーバーに接続している必要があります。

ドリルスルー レポートを使用できるのは、関連データが変化しない場合や、変化の速度が緩やかな場合です。詳細レポートのデータは、レポートを開くリンクをクリックするまで、取得されません。メイン レポートと詳細レポートのデータを同時に取得する必要がある場合は、ドリルダウン レポートまたはサブレポートの使用を検討してください。詳細については、「レポートの種類 (レポート ビルダ 2.0)」および「条件に応じたレポート アイテムの非表示 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

ドリルスルー レポートには通常、表示するレポート データを指定するレポート パラメータがあります。たとえば、メイン レポートの販売注文番号をクリックすると、ドリルスルー レポートが開き、販売注文番号がパラメータとして受け取られ、その販売注文のすべてのデータが表示されます。メイン レポートにリンクを作成する場合は、ドリルスルー レポートにパラメータとして渡す値を指定する必要があります。

ドリルスルー レポートを作成するには、対象のレポートをデザインし、メイン レポートにドリルスルー アクションを作成する必要があります。

ドリルスルー レポートのデザイン

ドリルスルー レポートには、任意のレポートを指定できます。通常、ドリルスルー レポートは、メイン レポートからのリンクに基づいて、表示するデータを指定する 1 つ以上のパラメータを受け取ります。たとえば、メイン レポートのリンクが販売注文に対して定義されたものである場合は、販売注文番号がドリルスルー レポートに渡されます。

メイン レポートのドリルスルー アクションの作成

メイン レポートのドリルスルー アクションは、レポート アクションまたは URL アクションとして作成できます。

レポート アクションの場合、ドリルスルー レポートはメイン レポートと同じレポート サーバーに存在する必要があります。URL アクションの場合、レポートは完全修飾 URL の場所に存在する必要があります。レポート サーバーが SharePoint 統合モードで構成されている場合は、URL アクションのみがサポートされます。どの場合でも、ユーザーはドリルスルー レポートを表示する権限を持つ必要があります。

レポート サーバーとレポート サーバーに統合されている SharePoint サイトとでは、レポートの指定方法が異なる場合があります。詳細については、「外部アイテムへのパスの指定 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。

詳細については、「レポートにドリルスルー アクションを追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)」および「URL へのハイパーリンクを追加する方法 (レポート ビルダ 2.0)」を参照してください。