ChDir 関数
更新 : 2007 年 11 月
現在のディレクトリまたはフォルダを変更します。
My 機能により、ChDir 関数よりも、ファイルの I/O 操作の生産性とパフォーマンスが向上します。詳細については、「My.Computer.FileSystem.CurrentDirectory プロパティ」を参照してください。
Public Sub ChDir(ByVal Path As String)
パラメータ
- Path
必ず指定します。新しい既定のディレクトリやフォルダになるディレクトリやフォルダを識別する文字列 (String) 式を指定します。Path にはドライブが含まれる場合もあります。ドライブを指定しない場合、ChDir 関数は現在のドライブ上の既定ディレクトリまたは既定フォルダを変更します。
例外
例外の種類 |
エラー番号 |
条件 |
|---|---|---|
Path は空です。 |
||
指定されたドライブが無効です。または利用できません。 |
非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要 で置き換えてください。
解説
ChDir 関数は既定ディレクトリを変更しますが、既定ドライブは変更しません。たとえば、既定ドライブが C の場合は、次のステートメントにより D ドライブの既定ディレクトリが変更されますが、C ドライブは引き続き既定ドライブです。
ChDir("D:\TMP")
相対的なディレクトリの変更は、次のように 2 つのピリオドを入力することで行います。
ChDir("..") ' Moves up one directory.
.gif "セキュリティに関するメモ") セキュリティに関するメモ : |
|---|
ChDir 関数にはアンマネージ コード アクセス許可が必要です。ただし、部分的に信頼されている状況でこの許可を使用すると、プログラムの実行に影響を及ぼす場合があります。詳細については、「SecurityPermission クラス」と「コード アクセス許可」を参照してください。 |
使用例
ChDir 関数を使って、現在のディレクトリまたはフォルダを変更するコード例を次に示します。
' Change current directory or folder to "MYDIR".
ChDir("MYDIR")
' Assume "C:" is the current drive. The following statement changes
' the default directory on drive "D:". "C:" remains the current drive.
ChDir("D:\WINDOWS\SYSTEM")
スマート デバイス開発者のためのメモ
この関数はサポートされていません。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : FileSystem
アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)
参照
処理手順
方法 : Visual Basic でファイル パスを解析する