エラー : Microsoft Visual Studio リモート デバッグ モニター (MSVSMON.EXE) は、リモート コンピューター上では実行されていません。

このエラー メッセージは、Visual Studio がリモート コンピューター上で Visual Studio リモート デバッグ モニターの適切なインスタンスを見つけることができなかったことを示します。 リモート デバッグを行うには、Visual Studio リモート デバッグ モニターをインストールする必要があります。 リモート デバッガーのダウンロードと設定については、「リモート デバッグ」を参照してください。

重要

製品のバグによりこのメッセージが表示されていると思われる場合は、Visual Studio にこの問題を報告してください。 その他の支援が必要な場合は、Microsoft へのお問い合わせ方法について、「Developer Community」を参照してください。

ローカルでのデバッグ中にこのメッセージが表示される

Visual Studio 2017 またはそれ以前を使用したローカルでのデバッグ中にこのメッセージが表示される場合、ウイルス対策ソフトウェアまたはサード パーティ製のファイアウォールに原因がある可能性があります。 Visual Studio 2019 およびそれ以前は、32 ビット アプリケーションです。 32 ビット バージョンの Visual Studio では、64 ビット バージョンのリモート デバッガーを使用して 64 ビット アプリケーションをデバッグします。 Visual Studio 2017 およびそれ以前では、ローカル コンピューター内のローカル ネットワークを使用して 2 つのプロセスの通信が行われます。 コンピューターからトラフィックが送信されることはありませんが、サード パーティのセキュリティ ソフトウェアが通信を妨げる可能性があります。

次のセクションでは、このメッセージが表示される他のいくつかの理由、および問題を解決するために実行できる事柄について示します。

リモート コンピューターに到達できません

リモート コンピューターに ping してみてください。 ping に応答しない場合は、リモート ツールも接続できません。 リモート コンピューターを再起動するか、またはネットワークでリモート コンピューターが正しく構成されていることを確認してください。

リモート デバッガーのバージョンが Visual Studio のバージョンと一致していない

ローカルで実行している Visual Studio のバージョンは、リモート コンピューターで実行されているリモート デバッグ モニターのバージョンと一致している必要があります。 これを解決するには、リモート デバッグ モニターの一致するバージョンをダウンロードして、インストールします。 ダウンロード センター に移動して、適切なバージョンのリモート デバッガーを検索します。

ローカル コンピューターとリモート コンピューターの認証モードが異なる

ローカル コンピューターとリモート コンピューターで、同じ認証モードを使用する必要があります。 これを解決するには、両方のマシンで同じ認証モードを使用するようにします。 認証モードの詳細については、「 Windows 認証の概要」を参照してください。

異なるユーザー アカウントを使用してリモート デバッガーを実行している

これは、次のいずれかの方法で解消できます。

  • リモート デバッガーを停止し、ローカル コンピューターで使用しているアカウントで再起動します。

  • コマンド ラインで /allow <ユーザー名> パラメーターに msvsmon /allow <username@computer> を指定してリモート デバッガーを開始します。

  • リモート デバッガーのアクセス許可に該当ユーザーを追加します (リモート デバッガー ウィンドウの [ツール] > [アクセス許可])。

  • 前の手順の方法を使用できない場合は、すべてのユーザーにリモート デバッグの実行を許可します。 リモート デバッガー ウィンドウで、[ツール] > [オプション] ダイアログに移動します。 [認証なし] を選択すると、[すべてのユーザーにデバッグを許可する] をオンにできるようになります。 ただし、このオプションの使用は、他に選択肢がない場合、またはプライベート ネットワーク上で作業している場合に限る必要があります。

リモート コンピューター上のファイアウォールがリモート デバッガーへの着信接続を許可しない

Visual Studio とリモート デバッガーの間の通信を許可するように、Visual Studio のコンピューター上のファイアウォールとリモート コンピューター上のファイアウォールを構成する必要があります。 リモート デバッガーが使用するポートについては、「 Remote Debugger Port Assignments」を参照してください。 Windows ファイアウォールを構成する方法については、「 Configure the Windows Firewall for Remote Debugging」を参照してください。

ウイルス対策ソフトウェアが接続をブロックしている

Windows のウイルス対策ソフトウェアがリモート デバッガーの接続を許可しても、その他のサード パーティ製のウイルス対策ソフトウェアがそれらの接続をブロックする可能性があります。 これらの接続を許可する方法については、ウイルス対策ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

ネットワーク セキュリティ ポリシーによってリモート コンピューターと Visual Studio の間の通信がブロックされる

ネットワーク セキュリティを調べ、通信をブロックしていないことを確認します。 Windows ネットワーク セキュリティ ポリシーの詳細については、「セキュリティ ポリシー設定」を参照してください。

ネットワークがビジー状態でリモート デバッグをサポートできない

リモート デバッグを別の時点で実行するか、ネットワークでの作業を別の時点にスケジュールし直す必要がある場合があります。

詳細なヘルプ

コマンド ライン スイッチなど、その他のリモート デバッガーのヘルプを表示するには、リモート デバッガー ウィンドウで [ヘルプ] > [使用法] をクリックします。 開いていない場合は、次の行をエクスプローラー ウィンドウにコピーして、Web ページを表示できます。 (<Visual Studio のインストール ディレクトリ> を Visual Studio のインストールの場所に置き換える必要があります)。

res://<Visual Studio のインストール ディレクトリ>\Common7\IDE\Remote%20Debugger\x64\msvsmon.exe/help.htm

関連項目