SharePoint Server 2013 のデジタル アセット ライブラリを計画する

適用対象:yes-img-13 2013no-img-162016 no-img-192019 no-img-seSubscription Edition no-img-sopSharePoint in Microsoft 365

SharePoint Server 2013 アセット ライブラリは特殊なドキュメント ライブラリです。 画像、オーディオ、ビデオ ファイルなど、メディア ファイルのコレクションで、他のサイト ユーザーと共有されます。

デジタル アセットの管理方法の詳細については、「SharePoint Server 2013 でのデジタル アセットの管理の概要」を参照してください。

アセット ライブラリの概要

アセット ライブラリは、他のサイト ユーザーと共有する SharePoint Server 2013 のメディア ファイルのコレクションです。 デジタル アセットの管理計画の一部として、組織のニーズに最適なアセット ライブラリの種類を決定する必要があります。 アセット ライブラリは、専門化されたコンテンツ タイプのデジタル アセットを持つ SharePoint Server 2013 ライブラリであるため、ドキュメント管理ソリューションの計画に使用するのと同じ方法を多数使用します。

アセット ライブラリは、次の 2 つの方法で使用できます。

  • チーム レベルでのデジタル アセットの一般的なドキュメント ライブラリとして使用する。 アセット ライブラリは、画像、オーディオ、ビデオ ファイルをチームで使用するために保存します。 サイトの所有者がアセットのアップロード、整理、管理のための権限をチームの全員に付与する場合や、アセットの整理や管理のタスクを、チームの小さいサブセットに制限する場合があります。

    注:

    SharePoint Server 2013 は、オーディオまたはビデオ コンテンツのライブ ストリーミングをサポートしません。

  • 組織のデジタル アセットの一元的なリポジトリとして使用する。 この状況では、ライブラリに追加されるすべてのアセットに対してコンテンツの承認とワークフローを使用します。 承認プロセスのステージごとに、ロールが異なるユーザーが担当する場合があります。 たとえば、グラフィック デザイナー、オーディオやビデオのプロデューサーは、アセットをライブラリにアップロードすることができます。 一方でコンテンツ マネージャーは、受信したアセットの振り分け、アセットへの追加のメタデータの割り当て、公開のための承認を担当する場合があります。

デジタル アセット ライブラリを使用するシナリオの詳細については、「SharePoint Server 2013 でのデジタル アセットの管理の概要」の「アセット ライブラリを使用するためのシナリオ」セクションを参照してください。

アセット ライブラリの計画

デジタル アセット ソリューションのアセット ライブラリの計画は、主に次の手順から構成されます。

  1. デジタル アセットの管理のロールを識別する

  2. アセットの使用率を分析する

  3. アセット ライブラリの編成を計画する

  4. コンテンツ タイプを計画する

  5. デジタル アセットのコンテンツ ガバナンスを計画する

  6. ワークフローを計画する

  7. ポリシーを計画する

  8. アセット ライブラリのその他の使用

デジタル アセットの管理のロールを識別する

デジタル アセット ライブラリを計画する最初の手順では、ソリューションの関係者と参加者を決定します。 組織で誰がデジタル アセットを作成し、どのような種類のアセットを作成し、アセットを誰が管理し、アセットが保存されるサーバーを誰が保守するのかを調べます。 収集するデータを記録するワークシートなどの詳細については、「SharePoint 2013 でユーザーを識別してドキュメントの利用状況を分析する」を参照してください。

アセットの使用率を分析する

アセットを誰が処理しているのか特定したら、処理しているアセットの種類とアセットの使用方法を判断します。 これは、アセット ライブラリの構築方法、必要なライブラリの数、アセットに使用するコンテンツ タイプ、アセット ライブラリに適用する情報管理ポリシーを判断するのに役立ちます。 ほとんどのデジタル アセットのサイズは、標準のドキュメントよりずっと大きいため、ストレージ容量についても計画する必要があります。 収集したデータを記録するワークシートなどの詳細については、「SharePoint 2013 でユーザーを識別してドキュメントの利用状況を分析する」を参照してください。

アセット ライブラリの編成を計画する

アセット ライブラリを計画するときに、作成すべき場所、使用方法、必要な数、編成方法を決定します。 アセット ライブラリの計画には、ドキュメント ライブラリと同じ方法を使用します。 このセクションでは、アセット ライブラリを計画するための次の手順について説明します。

  • 必要なアセット ライブラリの数を判断する

  • 各アセット ライブラリの作成場所を決定する

  • 固定または共同作業ライブラリを選択する

  • アセット ライブラリの編成方法を決定する

必要なアセット ライブラリの数を判断します。 この判断では、以前の分析と計画の手順と同様に、アセット ライブラリの使用方法にも左右されます。 たとえば、個々のチームがアセット ライブラリを使用して共同作業を行う必要があり、アセットを処理しているときにバージョン管理などのコンテンツ ガバナンスを使用する必要がある場合に、チームのサイトごとにアセットを作成することができます。 その後、チームに独自のアセットを管理してもらうことができます。 アセット ライブラリを多くのチームによって使用される大規模展開の一元的なリポジトリとして使用する場合は、単一のアセット ライブラリを作成することができます。 次に、ライブラリの使用、管理、検索の方法を管理するアクセス許可を調整できます。 詳細については、 「 Plan document libraries in SharePoint 2013」を参照してください。

注:

Web アプリケーションにディスクベースのキャッシュを有効にする場合、その Web アプリケーション内のすべてのサイト コレクションがキャッシュを使用します。 ほとんどのサイトでディスクベースのキャッシュを使用する必要がない場合は、ディスクベースのキャッシュを必要とするアセット ライブラリを含むサイト コレクションのみを、別の Web アプリケーションに置くことを検討してください。

各アセット ライブラリの作成場所を決定します。 アセット ライブラリを作成する場所は、使用方法をどのように計画するかに左右されます。 チームレベルで使用されるアセット ライブラリでは、サイト レベルでアセット ライブラリを作成することができます。 アセット ライブラリが Web 発行サイトで使用される場合は、ライブラリを発行サイトと同じサイト コレクションに置きます。 そうすることで、発行ページにより使用されるアセット ファイルが、発行サイトで利用できるようになります。 アセット分析を使用して、誰がアセットを作成して使用し、それらのアセットをどのように使用するかを判断します。 これにより、企業内でアセット ライブラリが必要な場所を決定できます。

固定または共同作業ライブラリを選択します。 シナリオに応じて、アセット ライブラリは固定ライブラリまたは共同作業ライブラリになります。 固定ライブラリでは、完了したアセットはチェックインされ、ライブラリは読み取り専用になります。 共同作業環境では、ライブラリに対してバージョン管理が有効になっていて、適切なアクセス許可を持つユーザーは、既存のアセットを読み書きできます。

アセット ライブラリを整理する方法を決定します。 すべての資産をアセット ライブラリのルートに格納し、カスタム ビューを使用して、特定の条件に基づいてアセットをライブラリ ユーザーに表示することを計画できます。 フォルダーを使用して、指定した条件に基づいて資産を保持することもできます。 たとえば、あるフォルダーにビデオ ファイルを配置し、別のフォルダーにオーディオ ファイルを配置します。 または、製品に基づいてフォルダーを作成し、特定の製品に関連するすべての資産を製品フォルダーに配置することもできます。 資産分析を参照して、組織で資産を使用する方法の最も一般的なシナリオを決定します。

コンテンツ タイプを計画する

アセット ライブラリに含まれるコンテンツ タイプは、画像、オーディオ、ビデオです。 組織の分類のニーズに応じて、これらのコンテンツ タイプを使用することも、これらから派生したユーザー設定のコンテンツ タイプを作成することもできます。 たとえば、ポスターと製品のロゴに 2 つの異なるコンテンツ タイプを作成して、画像コンテンツ タイプから新しいコンテンツ タイプのために基本特性を派生させることができます。 この調整により、2 つの新しいコンテンツ タイプに別のプロパティを関連付ける、別のワークフローを指定する、コンテンツ タイプに基づいて別の情報管理ポリシーを設定する、といったことができます。 詳細については、「Plan content types and workflows in SharePoint 2013」を参照してください。

デジタル アセットのコンテンツ ガバナンスを計画する

デジタル アセットの各コンテンツ タイプおよびストレージの場所に、適切な制御を計画します。 たとえば、アセット ライブラリが共同作業ソリューションの場合、バージョン管理を使用して、アセットの連続した繰り返し処理をライブラリに保存することができ、ユーザーがアセットを処理する前に、アセットのチェックインとチェックアウトを要求することができます。 対象ユーザーが利用できるようになる前に、承認すべきアセットを決定する承認プロセスを指定することができます。 詳細については、「Plan document versioning, content approval, and check-out controls in SharePoint 2013」を参照してください。

ワークフローの計画

ドキュメント ライブラリでワークフローを使用するのと同じ方法で、アセット ライブラリのアセットの管理タスクを実行するのにワークフローを使用します。 次のような重要事項があります。

  • アセットの使用者が使用する前に、アセットを確認して承認する必要があるか?

  • アセットの有効期限の管理を誰が担当するか?

  • 有効期限が切れた後、アセットは保持と削除のどちらを行うか?

詳細については、「Plan content types and workflows in SharePoint 2013」を参照してください。

ポリシーを計画する

アセット ライブラリで使用する各コンテンツ タイプについて、アセットの監査、保持、ラベルの使用方法を指定する情報管理ポリシーを計画する必要があります。 詳細については、「Plan for information management policy in SharePoint Server」を参照してください。

重要

SharePoint Server 2013 では、SharePoint Server 2013 アセット ライブラリに保存されるオーディオまたはビデオ コンテンツに Information Rights Management (IRM) の保護が自動的に適用されることはありません。 また、SharePoint Server 2013 に保存されているオーディオやビデオのアセットをユーザーが表示した場合、これらのアセットのコピーがユーザーのローカル ブラウザーのキャッシュに保存される場合があります。 SharePoint Server 2013 メディア プレーヤーは、Silverlight 3 以降のバージョンでサポートされる外部の IRM プロバイダーによってデジタル著作権管理の保護が適用されている場合に、IRM で保護されたオーディオとビデオの形式の再生をサポートします。 詳細については、Digital Rights Management (DRM) (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=154933) に関するページを参照してください。

アセット ライブラリのその他の使用

次の表に、SharePoint Server 2013 のアセット ライブラリの追加の使用方法をまとめています。

機能 説明
ポッド キャスト
ユーザーがライブラリの RSS フィードの URL をポッドキャスト アプリケーションに入力すると、新しいオーディオやビデオのファイルがアセット ライブラリに追加されたときに更新を受信することができます。 オーディオとビデオのファイルのアップロード方法の詳細については、「 イメージ、オーディオ、またはビデオのファイルを保存するようにメディア ライブラリを設定する」を参照してください。
推奨されるコンテンツ ブラウザーの場所
発行サイトを使用している場合、別のサイトのアセット ライブラリの URL を、発行サイトの「推奨されるコンテンツ ブラウザーの場所」リストに追加できます。 これにより、SharePoint Server 2013 や Word などの Office アプリケーション内の Web ページにアセットを挿入する際にに、コンテンツの作成者がアセット ライブラリにアクセスできます。
コンテンツ オーガナイザー
アセット ライブラリを一元的なリポジトリとして使用している場合、ユーザーがライブラリにアップロードしたアセットのルーティングを自動化するために、コンテンツ オーガナイザーのサイト機能の利用を検討してください。 コンテンツ オーガナイザーのサイト機能がアクティブ化されると、自動仕分けライブラリという名前の新しいライブラリが自動的に作成されます。 これにより、このライブラリに追加されたアセットが、アセット ライブラリなどのほかのライブラリにルーティングされる方法を指定するルールを作成できます。 たとえば、すべてのオーディオ アセットがアセット ライブラリのあるフォルダーに保存され、すべてのビデオ アセットが別のフォルダーに保存されるよう指定できます。
コンテンツ オーガナイザーの利点は、新しいアセットが追加されたときに、特定のメタデータ フィールドでユーザーの入力を受け取るよう要求できることです。 これにより、さまざまな種類のアセットのルーティング方法を制御できます。 また、コンテンツ管理の作業の一部を自動化できるので、アセット ライブラリの管理とそれに含まれるアセットの管理の負荷が軽減されます。 詳細については、「ドキュメントをルーティングするようにコンテンツ オーガナイザーを構成する」を参照してください。
発行されたリンク
ローカル コンピューターの Administrators グループのメンバーは、SharePoint サイト、および Word、Excel、PowerPoint などの Office のクライアント アプリケーションのリストにリンクを追加できます。 これらのリンクは、これらのアプリケーションのドキュメントを開いて保存するときに、[開く]、[保存]、[名前を付けて保存] ダイアログの [マイ SharePoint サイト] タブに表示されます。 ユーザーは、ライブラリに移動して、 [Office に接続] をクリックすることで、発行されたリンク リストに手動でリンクを追加できます。 詳細については、「 Office クライアント アプリケーションに対してリンクの追加または削除を行う (SharePoint Server 2010)」を参照してください。

アクセス許可とセキュリティの計画

アセット ライブラリのアクセス許可とセキュリティの計画は、ドキュメント ライブラリのアクセス許可とセキュリティのの計画と同じです。 利用可能な既定のグループの詳細については、「Determine permission levels and groups in SharePoint 2013」を参照してください。

ストレージとパフォーマンスの計画

アセット ライブラリは特別な種類のドキュメント ライブラリであるため、デジタル アセットのストレージの要件の判断は、ドキュメントのストレージの要件の判断と似ています。 主な違いは、一般に、アセット ライブラリはドキュメント ライブラリよりも含まれているアセットが少ないことです。 ただし、アセット ライブラリ内のアセットは、ドキュメント ライブラリよりも大きくなります。 ストレージを計画する場合、アセット ライブラリに保存されるアセットの数と、それらのアセットの平均のファイルサイズを判断するためにコンテンツを分析します。 たとえば、アセットが 50,000 個あり、平均ファイル サイズが10 メガバイト (MB) の場合、データベース サーバーのストレージは、500 ギガバイト (GB) 以上必要です。 アセット ライブラリを使用してビデオ ファイルを保存する場合は、それらのファイルの平均サイズを判断する必要があります。 規定では、ビデオ ファイルのアップロード サイズの最大値は 250 MB です。 これより大きなビデオ ファイルをサポートしなければならないことが分かっている場合は、サーバーの全体管理を使用して、すべての Web アプリケーションに対してファイルのアップロード サイズを最大 2 GB に増やすことができます。 ディスク ベースのバイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) キャッシュを使用している場合、フロントエンドの Web サーバーに、キャッシュされたファイルを保存する十分なディスク領域があることも確認する必要があります。

アセット ライブラリに保存されるデジタル アセット ファイルの種類に応じて、ユーザーにより優れたパフォーマンスを提供するために、ディスク ベースの BLOB キャッシュとビット レート調整を有効にする必要があります。 通常は、ディスク ベースの BLOB キャッシュを有効にすることをお勧めします。 BLOB キャッシュが有効な場合、フロントエンドの Web サーバーに指定されたファイル タイプを保存して、これらのファイルが要求されてユーザーに表示されるときにデータベース サーバーにかかる負荷を軽減します。

ビデオのレンディション機能ではビデオの複数のレンディションをアップロードすることができます。 ビデオのレンディションは、様々なコーデックやフォーマット、様々なビット レートがあります。 ユーザーは、再生するレンディションを選択できます。 既定では、ビット レートが最も低いビデオが選択されます。

アセット ライブラリを使用してオーディオとビデオのファイルをユーザーに提供する場合は、BLOB キャッシュを常に有効にして、サーバーのビット レート調整を有効にすることをお勧めします。 ビット レート調整は、オーディオとビデオのファイルがクライアントにダウンロードされる速度を調整するため、サイトの全体的なパフォーマンスに影響はありません。 ディスク ベースのキャッシュの詳細については、「SharePoint 2013 でのキャッシュとパフォーマンスを計画する」を参照してください。 ビット レート調整を有効にして構成する方法については、「 ビット レート調整 Readme (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=154962)」を参照してください。

デジタル アセットのタイプとコンテンツを説明できるメタデータを追加すると、アセット ライブラリのコンテンツの検出のしやすさが大幅に向上します。 アセット ライブラリを計画するときに、リッチ メディア ファイルは、検索エンジンがインデックスを作成できるテキストを含んでいないため、自動的に検索できないことを忘れないでください。 デジタル アセットの説明に使用されるメタデータには、タイトル、説明、作成者、著作権や、アセットの追加の詳細を提供するエンタープライズ キーワードなどの情報を含めることができます。 画像のサイズや大きさなど、メタデータのいくつかは、アセットがアセット ライブラリにアップロードされるときに自動的に入力されます。 手動で追加するメタデータもあります。 たとえば、アセットの作成者は、アセットがアップロードされるときに画像についてのテキストの説明を追加することができます。 また、ライブラリ マネージャーが、受信したアセットの振り分けや、管理タスクの実行中に、キーワードを追加して、承認ステータスを更新することができます。

SharePoint Server 2013 では、ビデオ検索で多くの改善が行われています。 ユーザーは、ビデオの結果のみを表示するために、検索結果をフィルター処理する検索ナビゲーション Web パーツを使用できます。 ビデオの検索結果のページには、各ビデオのサムネイルが表示されます。 ユーザーはサムネイルをクリックして、ビデオ プレーヤー ページに移動することができ、サムネイルを一時停止して、ビデオをアップロードしたユーザー、アップロードした時期、再生回数などの追加情報を表示することもできます。 ビデオの検索結果のページは、ビデオ固有の検索の絞り込み条件も提供します。 ユーザーは、ビデオの長さ、ビデオに映っている人物、アップロードした日で検索結果を絞り込むことができます。

ビデオのサムネイルの計画

サムネイルのプレビュー画像は、ビデオがアセット ライブラリにアップロードされるときに自動的に作成されます。 コンテンツ作成者は、ビデオからフレームを選択することも、写真をアップロードしてサムネイルのプレビュー画像として使用することもできます。 サムネイルの自動作成が動作するには、SharePoint Server 2013 をホストするフロントエンド Web サーバーにデスクトップ エクスペリエンス機能をインストールする必要があります。 詳細については、「デスクトップ エクスペリエンスの概要」を参照してください。

Web パーツおよび Web ページの計画

SharePoint Server 2013 には、アセット ライブラリのコンテンツ タイプのメリットが得られる多数の Web パーツやフィールド コントロールがあります。 Web パーツは、コンテンツ所有者によって Web パーツ ページの Web ゾーンに追加されます。 フィールド コントロールは、サイト開発者やデザイナーによって、発行ページに追加されます。 デジタル アセットの表示に使用される Web パーツとフィールド コントロールの例には、次のものがあります。

  • メディア Web パーツとフィールド コントロール。 Web ページの埋め込みデータの表示に使用されます。

  • 画像 Web パーツとフィールド コントロール。 Web ページの画像の表示に使用されます。

  • コンテンツ クエリ Web パーツ。 サイト コレクションのすべてのサイト、選択されたサイトやサブサイト、または特定のリストやライブラリのアイテムの表示に使用されます。 クエリはリストとコンテンツ タイプに基づいてアイテムのリストを返すよう構成でき、特定の対象ユーザーに合わせてフィルタリングすることができます。

  • コンテンツ検索 Web パーツ。 クロールされて検索インデックスに追加されたコンテンツの表示に使用されます。 クエリ ビルダーから Web パーツを構成してビデオのコンテンツ タイプを選択することができます。

サイトの Web ページをデザインしている場合は、必要なアセットをユーザーが見つけやすいように、Web ページと Web パーツでどのフィールドをユーザーに表示するのか検討してください。 ライブラリの設定ページのサムネイル ビューを編集することで、アセット ライブラリのアセットにポインターを合わせたときに表示される情報をカスタマイズできます。 Web パーツとフィールド コントロールの詳細については、 「SharePoint Server 2007 の発行サイトのフィールド コントロールと Web パーツについて」を参照してください。

クライアント サポートの計画

SharePoint Server 2013 は HTML5 とSilverlight メディア プレーヤーをサポートします。 HTML5 メディア プレーヤーは、現在のブラウザーの HTML5 <video> 要素の実装と互換性があるすべての ビデオ ファイルで使用される既定のメディア プレーヤーです。 SharePoint Server 2013 は、ビデオの形式に応じてプレーヤーを自動的に選択します。 ビデオの形式が HTML 5 メディア プレーヤーで再生できないものの場合は、Silverlight メディア プレーヤーが使用されます。

Silverlight メディア プレーヤーを使用するには、Silverlight 3 またはそれ以降のバージョンがクライアント コンピューターにインストールされている必要があります。 Silverlight 3 の詳細については、「 Silverlight の概要 (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=154002)」を参照してください。

Silverlight メディア プレーヤーがサポートするメディアの形式の詳細については、「サポートされるメディア形式、プロトコル、およびログ フィールド」を参照してください。

関連項目

概念

SharePoint Server 2013 でのデジタル アセットの管理の概要