プロビジョニング パッケージ テストを利用した HoloLens の構成

Windows プロビジョニングによって、IT 管理者はイメージングすることなく簡単にエンド ユーザー デバイスを設定できます。 Windows 10 用 Windows アセスメント & デプロイメント キット (ADK) には、イメージと実行時の設定を構成するためのツールである、Windows 構成デザイナーが含まれています。これらのイメージや実行時の設定はプロビジョニング パッケージに組み込まれます。

プロビジョニング パッケージで適用できる HoloLens 構成の例は次のとおりです。

  • Windows Holographic for Business にアップグレードする
  • ローカル アカウントをセットアップする
  • Wi-Fi 接続をセットアップする
  • 証明書をデバイスに適用する

Windows 構成デザイナーをインストールし、プロビジョニング パッケージを作成するには、Windows 10 用 Windows アセスメント & デプロイメント キット (ADK) をインストールするか、Microsoft Store から Windows 構成デザイナーをインストールする必要があります。

Windows 10 バージョン 1607 用の ADKsetup.exe を実行するとき、[インストールする機能を選択してください] ダイアログ ボックスから [構成デザイナー] を選びます。

[構成デザイナー] の選択

Note

以前のバージョンの Windows 10 ADK では、Windows 構成デザイナーを実行するために追加の機能をインストールする必要がありました。 バージョン 1607 以降では、他の ADK 機能がなくても、Windows 構成デザイナーをインストールできます。

HoloLens 用プロビジョニング パッケージの作成

Note

プロビジョニング パッケージの設定は、プロビジョニング パッケージに Windows Holographic for Business へのエディション アップグレード ライセンスが含まれている場合、またはデバイスが既に Windows Holographic for Business にアップグレードされている場合にのみ適用されます。

  1. Windows 構成デザイナースタート ページで、[プロビジョニングの詳細設定] を選択します。

  2. [プロジェクトの詳細の入力] ウィンドウで、プロジェクトの名前とプロジェクトの場所を指定します。 必要に応じて、プロジェクトの簡単な説明を入力します。

  3. [次へ] をクリックします。

  4. [表示および構成する設定の選択] ウィンドウで、[Windows 10 Holographic] を選び、[次へ] をクリックします。

  5. [完了] をクリックします。

  6. [実行時の設定] を展開し、以下で説明する設定のいずれかでパッケージをカスタマイズします。

    Important

    プロビジョニング パッケージにローカル アカウントを作成する場合、42 日ごとに設定アプリを使ってパスワードを変更する必要があります。 その期間内にパスワードを変更しない場合、アカウントがロックされてサインインできなくなる可能性があります。 ユーザー アカウントがロックされた場合、デバイスのフル回復を実行する必要があります。

  7. [ファイル] メニューの [上書き保存] をクリックします。

  8. プロジェクト ファイルに機密情報が含まれている可能性があることを示す警告を確認し、[OK] をクリックします。

    Important

    プロビジョニング パッケージを作成する場合、プロジェクト ファイルとプロビジョニング パッケージ (.ppkg) ファイルに機密情報を含めることができます。 .ppkg ファイルは暗号化するかどうかを選べますが、プロジェクト ファイルは暗号化されません。 プロジェクト ファイルは、安全な場所に保存し、不要になったときに削除する必要があります。

  9. [エクスポート] メニューの [プロビジョニング パッケージ]をクリックします。

  10. [所有者][IT 管理者] に変更して、このプロビジョニング パッケージの優先順位を他のソースからこのデバイスに適用されるプロビジョニング パッケージよりも高くします。次に、[次へ] を選択します。

  11. [パッケージのバージョン]の値を設定します。

    Tip

    既存のパッケージに変更を加えてバージョン番号を変更することで、以前に適用されたパッケージを更新することができます。

  12. [プロビジョニング パッケージのセキュリティ情報の選択] で、[次へ] をクリックします。

  13. [次へ] をクリックし、ビルドしたプロビジョニング パッケージの出力先を指定します。 既定では、Windows 構成デザイナーはプロジェクト フォルダーを出力先として使います。

    必要に応じて、[参照] をクリックして既定の出力先を変更できます。

  14. [次へ]をクリックします。

  15. パッケージのビルドを開始するには、[ビルド] をクリックします。 ビルド ページにプロジェクト情報が表示され、進行状況バーでビルドの状態が示されます。

  16. ビルドが完了したら、[完了] をクリックします。

HoloLens へのプロビジョニング パッケージの適用

  1. USB 経由でデバイスを PC に接続してデバイスを起動しますが、OOBE の調整ページ (青のボックスが表示された最初のページ) より先には進まないでください。

  2. [音量を下げる] ボタンと電源ボタンを同時に短く押して離します。

  3. HoloLens が PC のエクスプローラーにデバイスとして表示されます。

  4. エクスプローラーで、プロビジョニング パッケージ (.ppkg) をデバイス ストレージに ドラッグ アンド ドロップします。

  5. 調整ページが表示されている間に、もう一度 [音量を下げる] ボタンと電源ボタンを同時に短く押して離します。

  6. パッケージを信頼して適用するかどうかを確認するメッセージがデバイスに表示されます。 パッケージが信頼できることを確認します。

  7. パッケージが正常に適用されたかどうかが表示されます。 失敗した場合、パッケージを修正してもう一度試します。 成功した場合は OOBE を続けます。

Note

2016 年 8 月より前に購入したデバイスの場合、プロビジョニング パッケージを適用するには、Microsoft アカウントを使ってデバイスにサインインして最新の OS 更新プログラムを入手し、OS をリセットする必要があります。

構成可能なもの

プロビジョニング パッケージは、構成サービス プロバイダー (CSP) を利用します。 CSP について詳しくない場合は、「構成サービス プロバイダー (CSP) の概要 (IT 担当者向け)」をご覧ください。

Windows 構成デザイナーで、Windows Holographic 向けプロビジョニング パッケージを作成する場合、[利用可能なカスタマイズ] の設定は Windows Holographic でサポートされている CSP によって異なります。 次の表では、HoloLens 用に構成できる設定について説明します。

HoloLens 用の一般的な実行時設定

設定 説明
Accounts ローカル アカウントを作成します。 HoloLens では現在 1 人のユーザーのみサポートされています。 プロビジョニング パッケージで複数のローカル アカウントを作成することはできません。

重要
プロビジョニング パッケージにローカル アカウントを作成する場合、42 日ごとに設定アプリを使ってパスワードを変更する必要があります。 その期間内にパスワードを変更しない場合、アカウントがロックされてサインインできなくなる可能性があります。 ユーザー アカウントがロックされた場合、デバイスのフル回復を実行する必要があります。
Certificates 証明書を HoloLens に展開します。
ConnectivityProfiles Wi-Fi プロファイルを HoloLens に展開します。
EditionUpgrade Windows Holographic for Business にアップグレードします。
Policies HoloLens で開発者モードを許可または禁止します。 Windows Holographic for Business でサポートされているポリシー

Note

プロビジョニング パッケージを使ったアプリのインストール (UniversalAppInstall) は、現在のところ HoloLens ではサポートされていません。